先日放送された、銀河英雄伝説 Die Neue These第42話「銀河帝国正統政府」のネタバレ有りの感想です。
幼帝の「亡命」でいよいよヤンも安閑としていられなくなることに。
辺塞寧日が続く状況ですね
以前のユリアン初陣の際は「辺塞寧日なく」という状況でしたが、査問会とイゼルローン攻防戦から解放されたヤンは怠惰な日々を送ることに。
辺塞寧日が続く状況ですね。
もちろん、そのようなことが長く続くこともなく。
ゴールデンバウム家の亡命者
突然、幼帝の「亡命」を発表した同盟最高評議会議長ヨブ・トリューニヒト。
フェザーンの工作が結実したようですね。
ただ、トリューニヒトのやり方は政治家としては三流以下でしょう。本来であれば保留にしてラインハルトと交渉すべきだったろうと思います。
まあトリューニヒト派の政治家たちは、かつての査問会でも見られたように秘密工作が大好きな連中ばかりでしょうから、自分たちの基準でしか政局を考えられなかったのだろうと思います。
ヤンが懸念し、ポプランが憤った通り、まさしく「野合」を同盟政府の首脳たちは選択したわけですが。
事実上の宣戦布告
当然ながらラインハルトにつけ入る隙を与えてしまったわけですね。
ラインハルトは明言しませんでしたが、事実上の宣戦布告ですね。
トリューニヒト議長の発表を受けて、ヤンはラインハルトの思惑を看破していましたが、同盟にとっては最悪の展開になったと思います。
なお、イゼルローン司令部の面々は難攻不落の要塞に頼る同盟政府首脳たちに呆れていましたが、ヤンだけは浮かない表情のままでした。
おそらくヤンは、帝国がフェザーン回廊から攻勢をかける可能性についても思い至っているだろうと思います。
しかし、幼帝の「亡命」に際してラインハルトの意図を看破したことも含めて、ヤンの先を読む能力は驚異的だと思います。
ただ、先が読めてもそれに対応できるだけの権限がないのが、同盟にとっての不幸であるとは思いますね。
第三期の過去の感想
