そうだ!靴磨こう!がんばりすぎない靴磨き
長年愛用しているワークシューズを磨こうと思います。
ビジネスシューズはマメにブラッシングをするんですが、
ワーク靴はちょっと汚いぐらいが恰好いいと思い放置気味。
とはいえ、さすがに半年近くノーメンテで履き込んだので、
つま先のキズは多く、油分も減ってかなりカサカサです。
頑張ってくれた靴ですから、手入れしようと思います。
それでは、磨く靴と使用した道具をご紹介します。
●ハソーン オックスフォード
USワークブーツの代表格「ホワイツ」のセカンドラインである
「ハソーン」の短靴です。ゴツイ・重い・硬いの三拍子揃ってます。
革はクロムエクセル、ヒール部だけラフアウト、クレープソール仕様です。
つま先に芯は入っていないものの、ゴツさで安心感があるため
DIYをするときの作業靴として履いています。
●コロンブス ブートブラック ツーフェイスローション
汚れ落とし、クリーナーです。ツーフェイスというのは、
普段置いておくと、液が上下2層に分かれるからだと思います。
水と油のように2層になっている為、良く振って混ぜて使います。
水性の汚れと油性の汚れの両方を落とせるそうです。
私の持っているクリーナーでは、すこしお高い商品です。
●コロニル プレミアムローション
愛用のローションです。革用の乳液みたいなものと思っています。
塗った後にブラッシングするとかなりツヤが出ます。
普段ワーク靴は、レザー用のオイルやドレッシングを
使っているのですが、今回はビジネス靴のように少し
ツヤを出そうと考えているので、このローションを選択しました。
●コロニル プレミアムディアマント
今では廃盤になってしまったクリーム。後継品とは異なる独特の香りや
カンタンにツヤが出る効能に惹かれ、ストックしてずっと愛用しています。
カラーレスタイプなので、靴の色を選びません。
やはりこちらも普段はビジネス靴に使うことが多いのですが、
今回はワーク靴に使うことにしました。
●馬毛ブラシ
ホコリ落とし・汚れ落としに使います。大き目のサイズです。
比較的柔らかいコシの毛なので、革にキズもつきにくいと思います。
色々ブランドがありますが、あまり気にしません。大き目が便利です。
●豚毛ブラシ
ローションやクリームを塗ったあとの馴染ませ・ツヤ出しに使います。
馬毛に比べてコシがある・弾力があって硬い感じがします。
デリケートな革にこのブラシを使うのはちょっと勇気が要りますが、
ワーク靴のハードな革ならこれでゴシゴシとブラッシングできます。
乾拭きとは違うツヤの出方をするので、よく使います。
●ペネトレイトブラシ
小さいブラシです。土踏まず部分など、指が入らない所にクリームを
塗り込むのに重宝します。全体に塗るときにももちろん使います。
つい最近この存在を知って使い始めました。
●ポリッシンググローブ
靴磨き用のミトン形状の布です。クリームやワックス塗布後に磨きを
かけるためのものですが、今回はワックスを馴染ませるのに使いました。
●いらない布
着なくなったTシャツを切っておいたものです。コットン100%。
指に巻いて使うので、細長く短冊状に切ってあります。
クリームを塗ったり、乾拭きをしたりといろいろ使います。
●シューツリー
いままで使っていたのがあまりキレイじゃないので、撮影にあたり
新たに購入。某通販サイトで安かったやつを買いました。
●コロンブス ツヤ出しWAX缶入り油性靴クリーム
写真がありませんが、お手頃な靴クリームです。もちろんツヤ出し用
ですが、今回はツヤよりも補色用として使います。
・・・・・
では、靴磨きの工程と靴の見た目の変化をご紹介します。
メンテ前の様子です。キズだらけでガサガサしています。
靴ヒモを外します。中敷きを取ったら中を拭きます。
その後、シューツリーを入れます。なぜかというと、
つま先の反り上りが抑えられて、甲部分のシワが減ることで
ブラッシングしやすくなります。
ブラッシングしてホコリを良く落とします。
羽根(ヒモを通す左右のパーツ)はしっかり開いてブラッシング。
この羽根の裏部分は、だいたいホコリが溜まっています。
表面のホコリが取れた後も念入りにブラッシングしていると、
それだけでもツヤが出てくるのが分かります。
靴磨きの一番のポイントは、ブラッシングなんだと思います。
ブラッシングして、ローションを塗って、豚毛ブラッシングと
乾拭きをし終わるとこんな感じになりました。
もうこの状態でもワーク靴なら十分キレイという感じです。
でも、キレイになるにつれて、つま先のキズが気になります。
やっぱりワックスで埋めてしまおう。
ワックスを塗って、乾いたころを見計らって軽く磨いた状態です。
左側がアフター、右側はビフォー(まだなにもしていない状態)です。
茶色に見えて気になったキズも、それなりに埋まりました。
張り出した外周部は「コバ」と呼ばれますが、ここも茶色くなって
いたので、ワックスや靴用のクレヨンで補色してやりました。
このあと、お気に入りのプレミアムディアマントを塗って、
豚毛ブラッシングと乾拭きを繰り返したらこんな感じに。
ワーク靴は革が丈夫なので、しっかりブラッシングします。
ワーク靴にしてはちょっとツヤが出すぎかもしれません。
まぁビジネス靴のハイシャイン仕上げのようにテカテカ
ツヤツヤではなく、イイ感じに仕上がったと思います。
靴磨きも趣味の世界として非常に深く、道具もさまざまあり、
諸先輩方はたくさんの磨き方を研究していらっしゃいます。
そういった方々のブログや動画を拝見していると、
自分なんかの手入れはまだまだだなぁと思います。
それでハードルが高いと感じてしまうこともあります。
でも、自分で履く靴ですし、自分でメンテナンスしたい。
上を見ればキリがありませんが、自分なりの手入れの方法で
気張らず、がんばりすぎないメンテをしたいと思います。
「やらないよりは、やった方が良い。」
「もし間違っても、靴磨きはやり直しもきくから」という
気持ちで、靴磨きを始めてみませんか?
靴磨きの様子は、Youtubeで動画配信中!ぜひご覧ください。
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