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バッテリー消費の対策

バッテリー消費の対策

ヤマレコのアプリはGPSログを取るために通常のアプリよりもバッテリーを消費しやすくなります。

GPSログを取る場合は、予備として10000mAh以上の容量のあるモバイルバッテリーを持参いただくことをおすすめします。
価格も安く2000円程度から、200g前後の重さで様々なモバイルバッテリーがあります。

節電の方法

どうしてもモバイルバッテリーをもって行きたくない場合は、下記のような対策がありますが、遭難時に位置情報が特定できなくなる(緊急時に救助隊にヤマレコから位置情報を提供できなくなる)のでおすすめはしておりません。

  1. 登山中に機内モードにする。
  2. GPSログを取らずに地図のみを見て登山する。

1.登山中に機内モードにする。

登山中は谷間などを通ることもあり、圏外のエリアを通ることがよくあります。
スマートフォンはネットに繋ぐために常時電波を探しに行くのですが、この「圏外で電波を探す」という動作がバッテリーを大きく消費してしまいます。

スマートフォンの「機内モード」をONにしていただくことで、このような動作を防ぐことができます。
画面上から通知画面を引き出したときに表示される飛行機のマークをタップするか、「設定」アプリの「ネットワークとインターネット」内にある「機内モード」をONにしてください。


図:設定画面

 

ただし、家族に現在地を通知できる「いまココ」のアプリを利用している場合、ネットに繋がらなくなると現在地を伝えることができなくなりますのでご注意ください。
もし機内モードをONにした場合、尾根などの通信環境がいい場所に移動したら速やかに機内モードをOFFに戻すなどの方法で対応してください。

2.GPSログを取らずに地図のみを見て登山する。

現在地確認をするだけであれば、GPSログを取らずに登山をするという方法もあります。
ヤマレコアプリで登山を開始したあと、「一時停止」のボタンを押すことでGPSログを停止することができます。
GPSログを一時停止しても、地図を表示すれば現在地を確認できます。

なお、この方法では「常時現在地を確認する」という動作をしない弊害として、正確に現在地を特定するまでに時間がかかる場合がありますのでご注意ください。
また、位置情報をヤマレコのサーバーに送らなくなりますので、遭難時にヤマレコ側から救助隊に対して位置を提供できなくなります。

以上、バッテリーの消費を抑える方法でした。

いずれの方法もおすすめはしておりませんので、もし上記の方法を使う場合は、滑落などで登山道から外れて遭難をした時に、ご自身が見つからなくなるリスクも覚悟の上でご利用ください。
もし機内モードを活用する場合は定期的に機内モードをOFFにしてください。
ヤマレコアプリを使った遭難対策はこちらの記事もご覧ください。

最後に繰り返しになりますが、ヤマレコアプリの機能を最大限利用する場合は、モバイルバッテリーを持参してください。GPS専用機を持つことを考えれば十分軽量です。