こんばんは、ありがとうの時間です。
高校生のときに好きだったバンドはサイコ・ル・シェイムです。先日20周年ライブに行ったときの感動はこの記事の通り。現在は活動を追いかけられていませんが、それでもメンバーのSNSやブログはたまに読んでいます。
今日たまたまYURAサマ(ドラム・ボーカル・ダンス)のブログを見ていたら仕事観について書かれていまして、拝読していろいろ考えているうちに、記事タイトルの「以心伝心なんて信じるな!感謝は言葉にせよ!」ということを書き記したくなった次第です。
こういう仕事観を持ちたい
ブログ記事を拝読して「はー、やっぱりかっこいい(´;ω;`) すき(´;ω;`)」という気持ちでいっぱいに。何が書かれていたかというと
- 仕事=誰かに喜んでもらえる(もしくは役に立つ)こと
- だから自分にとって仕事とは楽しいもの、うれしいもの
- 自分ができることで誰かを喜ばせられるなんてうれしいし、それでお金ももらえるなんて、仕事って贅沢!
という話です。
私もこういう仕事観を持って働きたい!こうなれると信じていた!
でも実際のところは、「仕事=めんどうくさいもの」になってしまっています。
歯車にこそ感謝を
約10年間にわたり会社勤めをしていましたが、その間に「やりがい」という感覚がなくなっていった気がします。
どの会社が悪い、誰が悪いということではないのですが、大きな組織になればなるほど歯車化し、「正しく動いて当たり前」「エラーを起こしたら欠陥品」といった感覚に陥ることはないでしょうか。特に前者の感覚はどこにでも蔓延している気がします。会社のみならず、家族などでもそうだと思う。
「できて当たり前」だから感謝の言葉をかけてもらえない。
するとどんどん「喜んでもらえた」「役に立てた」という感覚が鈍っていきます。
フリーランスになって、歯車ではなく人として見られていると感じることが増えてきました。もちろん人によりますが、「できて当たり前。金払ってんだから」タイプよりも「ありがとう!助かった!」をストレートに伝えてくださる方のほうが多くて幸せだなと感じています。失ったやりがいを取り戻していきたい……
家族でも知人でも知らん人でも「感謝を述べる」
以前ポッドキャストで、「銀行の窓口のお姉さんが素晴らしかった」という話をしたことがあります。入籍にあたり名義変更が必要で伺ったのですが、流れるようなスマートなオペレーションに、(ドラマでしか見たことないけれど)銀座のクラブのママを重ねてしまったほど。タバコをくわえるとすかさずジッポライターを灯してくれるというやつ……
いずれにしても感動したのでご本人にお礼と「すごいね」の言葉をかけたかったのですが、タイミングを逸してお伝えすることができず、それを悔いているという話をした記憶があります。
私のポリシーとして、きちんと「すごいね」の気持ちを言葉で伝えておきたかったのです。
銀行という組織の中では「できて当たり前」扱いかもしれないけれど、あなたのお仕事は素晴らしくて、現に私は感動していて、嬉しかったよ!
こういうコミュニケーションが暑苦しくて嫌だという方もおられましょうが、もしも私ごときのこんな言葉で彼女がちょっとでもやりがいを感じたり、元気になったりするのであれば、いいなあ……と思うので、心動かされたときは積極的に言葉にしようと努めています。
独りよがりだというお叱りもあるかもしれませんが、私だったら言われるとうれしいな、ということで。
飲食店でのお会計後、おいしかったなと思うならばそれを言葉にしてスタッフさんにお伝えするとか、
洋服を買うときにスタッフさんが親切に対応してくれたら、相談に乗ってくれてありがとうと言うとか。
家族間でも意識していきたいところです。
ゴミ箱のビニール袋をかけておいてくれたとか、トイレットペーパーの芯を捨てておいてくれたとか、そういう小さなことにもありがとうを言っていきたい。
だってそういうことするの、面倒くさいですもの。でも感謝の言葉をかけられたら、やってよかったなと思える。私がズボラなだけか(^_^;)
友人・知人でもとても大事だと思うのです。「飲み会の翌朝、誰より早くお礼のメールを打つ」のも大変結構なことだと思いますが(儀礼的なものならなくていいと思う)、一緒に過ごせて楽しかった、ありがとうという気持ちだったり、イベントに来てくれてありがとうとか、そういうことをちゃんと伝えていく。
みんなで幸せになれるといい
偉そうに書いていますが、私は「感謝下手」なほうだと思います。自戒を込めてこの記事を書いています。
前述の銀行の方のような、赤の他人には積極的に伝えられる方だと思うのですが、身内や知人となるとお礼マインドが薄れがち。反省です。どんどん言っていくぞ。
言う・言わないで天と地の差があると思うのです。「お礼を言わない=やりがい搾取」と言っても過言ではない、と思う。
お礼を言い合って、やりがいを感じあって、みんなが「仕事って贅沢だなあ」と思えるようになったらよいです。
はー、YURAサマ格好いい。