妊娠26週も後半です。
私が旅行不精なため、結婚前も含めて夫婦で旅行したことはほとんどありませんでした。
しかし子どもが産まれるとなると2人きりで遠出することもできなくなります。せっかくだからと弾丸旅行を敢行!
旅行における最初にして最大の面倒くさいポイントは「行き先、宿泊先を決める」こと。
ところが今回初めて「旅行代理店の窓口」を利用したため、この点はストレスゼロになりました! これは大きい!
その感動はつい先日記事にしたばかりです。
▶旅行は苦手だったのに、旅行会社のカウンターで相談したらすっかり楽しみになった
同記事内で私は次のとおり書き記しました。
インターネット上で自分で探していたときはあんなに迷っていたのに、具体的に「ここがおすすめです」と提示されると、魅力的に見えてくる不思議。
クチコミの類が開示されなかったのもよかったのでしょう。
旅行にせよ家電にせよ服にせよ、いまや購入しようとすると嫌でもクチコミ(5つ星評価など)が目に入ってきてしまうけれど、そこに引きずられると商品選びに時間がかかります。
この「クチコミ至上主義」的な令和の世において、
便利な一方で「よけいなお世話」なのかもしれないよ!
クチコミに左右されずに自分の直感を信じたっていいじゃない!
物事の良し悪しは自分の目で見極めればいいんじゃね!?
ということをお伝えしたかったのです。
……というのが、本日の記事の前フリ。
旅行から帰ってきたいま、お伝えしたいこと。
それは、
クチコミ、特にネガティブコメントは超大事!
です。
- 宿泊先の部屋で待ち受けていたもの
- 宿泊先の風呂で待ち受けていたもの
- 宿泊先の夕食で待ち受けていたもの
- 宿泊先のクチコミページで待ち受けていたもの
- 宿泊先の朝食で待ち受けていたもの
- ホテル・旅館業ってすんごい仕事!
宿泊先の部屋で待ち受けていたもの
宿泊先には私が妊娠中であることを伝えていました。
フロントの方も「承っておりますので、お食事はご安心ください」と声をかけてくれたくらいです。ありがたい。
乗り物や景色や土地の文化などに興味がない専業主婦、この旅行での最大の楽しみは
自分で家事をしなくても、きれいな部屋とおいしい食事が保証されている環境に身を置けること
でした。こんなにうれしいことはありません。
部屋は写真で見ていたとおり広く、窓の外には自然が広がっています。すばらしい。
ああうれしいなあ、と思って鏡台の前に座り、移動中に乱れてしまったであろう髪などを直そうと鏡にかけられていた布をサッと外した瞬間、
ブーーーーーーーーーーーーーーン!!!
鏡にとまっていたであろう、そこそこ大きくて黒くて飛ぶタイプの虫(ゴキブリと違って、主たる行動は飛行)が現れたのでした。
自由を得たり! と言わんばかりに部屋中を飛び回ります。
そりゃ自然豊かなところですから、虫も入ってきましょう。理解できます。
問題は、我々夫婦が虫にめっぽう弱いということです。
昨年の夏、外から侵入してしまったと思われる大きなヤマトゴキブリが自宅に出現した際は、専門の駆除業者を夜0時に呼び出しました。
1万円以上しましたが、大きなゴキブリを自力で倒す精神力を天秤にかけたらやむを得ませんでした。
まさか、旅行先でも虫に遭遇するとは。
私以上に怯える(虫が飛ぶたびに背中を震わせ、ぎゃあと言う)夫の横で、私も身動きがとれません。
虫を倒せない彼に少々の怒りも覚えましたが、なんでイラッとするかって、「女を守るのが男のつとめ」と思っているフシがあるからです。虫駆除もそこに含まれます。
私ったらなんてステレオタイプなのかしら!
男性がスイーツ好きでも、運動できなくても、虫が怖くてもいいじゃない!
価値観アップデートしていこ!
……己の価値観を見直そうとしたところで、虫はいなくなりません。せめて虫退治スプレーがあればなあ。
部屋についたらすぐに貸し切り露天風呂(予約制ではなく先着順)に行こうと思っていたのに、虫のせいでそれどころではなくなりました。
ああ、もうきっと露天風呂は誰かが使ってしまっているよ……。
宿泊先に到着するなり出鼻をくじかれ、私の気持ちはすっかりいじけモード。
「フロントに電話しよう!」
いかなる環境においても夫は建設的な考え方をします。尊敬。
彼の発案に私はうなずきました。
ゴキブリに匹敵するほどの害虫とは思えないので、助けを求めるのはちょっと恥ずかしい。
でも我々は「くつろげる環境」を得る対価を払っています。虫駆除だって堂々とお願いすればいい!
電話してしばらく待つと、「害虫瞬間冷却スプレー」を持った好青年が駆けつけてくれました。
虫が逃げ込んだ先(天井の棚の隅)を伝え、スプレーをガンガン噴射してもらうも返ってくるのは静寂ばかり。
「うーん、いないみたいですね~」
とんだオオカミ少年ならぬオオカミ夫婦となりつつある我々に、青年は困り顔と笑顔を混ぜ合わせた表情を向けます。
「スプレーは撒いたので、息絶えているんじゃないかなと思うんですが……」
いや、瞬間冷却スプレーには殺虫成分は入っていないはず……。
でも彼には間違いなく他の仕事がたくさん待っています。
いくら好青年だからって、いつまでも引き留めておくわけにはいきません。
「ありがとうございます、もしまた出てきたら相談させてください……」
不安全開で彼を送り出した途端、
ブーーーーーーーーーーーーーーーーーン!
「あっ、お兄さん! 出た! チョット待って!」
大声を出すも時すでに遅し、彼は次の任務に向かってしまったのでした。なんというタッチの差!
前回比で恥ずかしさは3倍になりましたが、再びフロントに電話です。
電話口の方が実にあたたかく、「大丈夫ですよ、行きますね」と言ってくれたのがなによりでした。
次なる虫ハンターの到着まで、ベッド(和洋室だったのです)のすぐ下で体育座りをして待ちました。
虫は再び天井の隅でじっとしているようです。
また同じ展開になったらどうしよう……我々はループもののSF小説のなかに迷い込んでしまったんだろうか。ああ!
絶望感で自らの太ももに顔を伏せると、視界に入ってきたのはベッドの隅のほう。
待って、待って、待ってくれよ……
めちゃくちゃ、ホコリがたまってる!!!
おいおいおい、まじかよ、安宿じゃあないんだぞ!
しかし主婦のカン、第六感は叫びます。
「このホコリは氷山の一角にすぎぬ……!」
じっくりいろいろなところを見てみると、家電のコンセントが抜けかけていたり、壁の絵画が思いっきり曲がっていたり。
これじゃあ自宅にいるのと変わらないじゃないか!
主婦のプライドにかけて書くと、自宅以下だよ!!
……宿選びを失敗した気がする。
ショックで茫然自失するも、例の青年がゴキジェットを片手に再来してくれたので、笑顔で応対するよりほかありません。
前回と同じように「虫が逃げ込んだ場所」を伝えます。
スプレーをがんがんに吹きかける青年。
携えているスプレーの種類が変わっただけで、完全にデジャブです。
なんちゅう地味なループものだよ!
どうせなら『オール・ユー・ニード・イズ・キル』クラスの壮大なループを頼むよ!(それはそれでしんどい)
幸か不幸か、私が生きているのは時空の歪みのない世界だったようです。
やはりゴキジェットは強い。虫は耐えかねてブーンと逃げ惑いました。飛びます、飛びます。
青年も「手強いですね」と漏らすほどの飛行力でしたが、最終的には初登場時の5倍増しの声量で
「捕まえました!!!」
と報告してくれました。
ものの10分足らずのことだったと思いますが、ひどく長い時間をともにした戦友のような感覚に。
「よくやった!!!」
「ありがとう!!!」
「また、何かあったら言ってください!!!」
三者三様の達成感、立ち去る青年、再来する静寂。
(……そういえば、ゴキジェット、ベッドにもけっこうかかってしまったはずだよね? シーツ代えてもらおうかな?)
そんな思いがよぎったものの、虫がいなくなった開放感と喜びがあまりに大きく、すぐさま貸し切り露天風呂へと足を運んだのでした。
宿泊先の風呂で待ち受けていたもの
露天風呂に向かう道中には、食べ放題のアイスキャンデーとヤクルトもどきが置かれていました。
湯上がりに食べたらおいしいかもしれないなあなんて思いながら、いざ浴場へ。
自然豊かなところにある露天風呂ということもあって、お世辞にもきれいとは言えませんでした。
しかし「自然」と「清潔」はなかなか同居させられないものです。
風呂の横には虫すくい網が設置されており、
「葉っぱさんや虫さんがおうちをまちがえてしまったよ。自然に返してあげてね」
という相田みつをフォントのメッセージが添えられていました。
落ち葉も、湯に浸かってしまった虫も、すでに命はなくなっていることをふまえると、深いメッセージかもしれません。
シティガールな私は自然との共存が不得手でした。
身体が温まったところで早々に露天風呂を脱出し、大浴場へと向かいます。こちらはばっちり整備されているはず。
期待を込めて大浴場に入るも、脱衣所のロッカーのカギはことごとく壊れていました。
よく見ると別途小さいロッカーが設けられていて、貴重品はそちらに入れる仕組みのようす。
建ててから15年とのことなので、そんなこともありましょう。
だけどそれなら、全部で30~40ほどのロッカーのうち、3箇所だけカギが使えるというのは不自然ではないか?
カギをつけ直すのか取っ払うのか、潔くどっちかにしようぜ!!!
これまでの「モヤモヤの積み立て」があるので、お宿に対する私の怒りの沸点はかなり低くなっています。
脱衣所のトイレに入って、便座に座って、ああもう! と天井を見上げると、蜘蛛の巣なのかホコリなのか、照明を浴びてきらきら光る糸が伝っているのでした。
……大浴場にも長居する気になれず、ささっとシャワーを浴びて部屋に戻ることに。
往路で見かけた食べ放題のアイスキャンデーもヤクルトもどきは、むしろ憎たらしく見えてきました。
くそっ、原価の安いもので私の気持ちを和ませようったって、そうはいかないからな!
こんなサービス撤廃してでも人件費に投下しろ! 掃除しろ!
腰に手を当ててヤクルトもどきを飲み干しながら、心のなかで叫びました。
アイスキャンデーはりんご味を選びました。
(ごちそうさまでした)
もうすっかり、この宿を信じられなくなっています。
部屋に戻る道に添えられていた行灯も、もれなくホコリをかぶっていることに気づいてしまいました。
私、カギカッコ付きの「いい姑」になると思います……。
宿泊先の夕食で待ち受けていたもの
清潔な部屋でのくつろぎタイムも、温泉でのリフレッシュも失ったいま、残された期待は「食事」のみ。
案内された食事処は薄暗く、おとなの雰囲気です。
席につくと我々の担当だと名乗るおじさんが挨拶をしてくれました。テーブル担当者さんがいらっしゃるとは、高級感!
本日の式次第みたいなやつ(下参照)も渡されました。
「アルコールとナマモノを召し上がれないお客様がいらっしゃると伺っています。代わりのものをお持ちしますので、ごゆっくりお楽しみください」
そんな挨拶とともにおじさんは去っていきました。
よかった、なんだか安心。
すでにテーブルの上に並べられていた先付けをいただきます。
日本酒も頼んでいた夫は「おいしいね、おいしいね」と言いながら頬張っていました。
日ごろのドケチ思考が災いしてソフトドリンクすらお願いしなかった私は、水をちびちびと。
大杉漣主演の『教誨師』という映画で、死刑囚が「水も日本酒だと思いながら飲めば日本酒だ」みたいなことを言っていたのを真似ました。
……実に、水そのものだった。まだまだ修行が足りません。
そこにおじさん再来。
私の前にスッと差し出されたのはお刺身の盛り合わせでした。
テーブルに置くやいなや気づかれたようで、失礼いたしました! と慌てて夫の前に置き直し。
「お客様には別のものをお持ちします! 少々お待ちください!」
日本酒×刺身のコラボを楽しむ夫を前にしばし待っていると、
「お待たせいたしました、刺身こんにゃくでございます」
……えっ?
……ええっ?
いま、コント中だっけ?
人間、本当に拍子抜けすると何も言えなくなるんだとわかりました。
早々に立ち去っていくおじさんを引き留めようにも、身体が、声帯が、動きません。
それまで楽しそうに飲み食いしていた夫の動作も止まっています。
目が合って、お互いにやっと出てきた言葉も「えっ?」でした。
マッチでキャンプファイヤーの火をつけるように、ゆっくり、静かに、しかし確実に、自分のなかの憤怒の炎が広がっていくのを感じます。
いや! ここは大人になろう!
刺身は刺身こんにゃくで代替されているぶん、デザートが豪華になっているとか、そういうことかもしれない。
ここで怒るのは早すぎる……!
そうは言っても、私のなかに確実に火はついてしまったのです。
「虫は仕方ないにしてもさ、部屋の絵は曲がってるし、コンセント抜けかけてたし、いたるところにホコリがあるし、なんなん?
あんたはおいしいって言ってたけど、料理だってまずかないがうまくもないよ!
せっかく来たのになんなの!? 信じられないんだけど!
お猪口1杯でいいから日本酒くれない!?」
少しでも旅費を抑えようと、繁忙期にも関わらずなんとか平日に代休をとってくれた夫は私のサンドバッグと化しました。
ボコボコにされてもなお、「いままでアルコールがまんしてきたんだから、がんばろう!」といって私の飲酒を阻止してくれた姿、いま思い返せば涙ぐましすぎます。
ちなみに、この宿を予約したのは他ならぬ私である。
結局「刺身こんにゃくを補う何か」は登場せぬまま、気づけば食事は最後の釜飯へ。
最後に出されたデザートも通常通りでした。
これが私のダメなところなのですが、さすがにデザートを食べ終えた段階で「刺身の代わりがこんにゃくってどういうこと!」と訴える気になれず、怒りを抱えたまま自室に戻ってしまいました。
いまでも思います。刺身こんにゃく登場時点でおじさんと戦えばよかった。
「なあ、等価交換って知ってるかい?
刺身こんにゃくで刺身盛り合わせが錬成できると思うかい?
参考までに双方の原価を聞かせてくれねえか。
とびッきりいいこんにゃく芋ってわけじゃあねェんだろ?
おれぁよう、専業主婦やってンだ。
この丸っこく成形された刺身こんにゃく、スーパーマーケットっつうところで見かけたことがあるんだよ。
アンタどんな気持ちで、刺身盛り合わせの代わりに刺身こんにゃくを差し出したんだい?
胸は傷まなかったかい?
心にダムはあるのかい? ええ?」
だなんて、言えやしない、言えやしないよきっと……。
宿泊先のクチコミページで待ち受けていたもの
食事処から部屋に帰った私は、怒りのままに持参したノンアルビールを空け、大豆ミートのサラミをぼりぼり食べました(やけ食いの割にヘルシー)。
気持ちを切り替えようと麻雀アプリを立ち上げるも、館内Wi-Fiが弱いのなんの!!!
怒りがピークに達した私はついにパンドラの匣を開けました。
GoogleMapを立ち上げ、宿泊先のクチコミを片っ端から読んでいったのです。
総合的にはよい評価なので一見しただけではごまかされてしまいますが、しっかり読めば、私がカチンときていた
- 清掃が行き届いていない
- 食事がふつう(まずいと書いている人もいた)
- このクオリティなら宿泊料下げてほしい
この3つのポイントはそれなりの数の人が指摘しているのがわかりました。
食事にいたっては、アレルギーでナマモノが食べられなかった方の訴えにパンチ力がありすぎて、私の刺身こんにゃくなんてかわいいものに思えたほどです。
該当投稿は2件あり、ひとつは
「値段は変わらないのにお寿司を白米に変更された」
もうひとつは
「朝食の刺身が豆2つに変更された」
というもの。どちらもシビれます。
豆2つって……仙豆(ドラゴンボール)だったら大サービスですが、いまのところ同豆がこの世に存在するというレポートは聞いたことがありません。
1~2年前の投稿でも上記3点や接客への苦言が呈されていることを考えると、運営会社の「やる気」を疑わざるをえない!
ここで記事冒頭の反省にたどり着いたのでした。
クチコミ、特にネガティブコメントは超大事!
布団のなかでクチコミの数々を読みながら、怒りとともに悔しさがこみ上げてきました。
もうこれきり、とうぶん旅行なんてできないでしょう。
なんでこんな場所を選んでしまったんだろう。
夫だってやりくりして休みをとってくれたのに。
せめて宿泊先ではおいしいものくらい食べたかった。
「いたれりつくせり」を味わいたかった……。
気づけば枕を涙で濡らしていました(気持ち悪いけど本当の話)。
夫に「不幸そうにしていても仕方がないよ、楽しもう」となだめられて、この人が結婚してくれてよかったなあ、この人が親だなんて我が子が羨ましいなあと確認できたのが、せめてもの収穫でしょうか。
宿泊先の朝食で待ち受けていたもの
翌日、朝食のために食事処に行くと、我々のテーブル担当は初々しさのある青年に変わっていました。
相変わらず「アルコールとナマモノが食べられないお客様がいらっしゃると伺っていますので」と挨拶をしてくれます。
彼に物申すのも心苦しいかぎりですが、口上の途中で「すみません」と割って入らせてもらいました。
「昨日、本来なら刺身盛り合わせをいただくところ、私、刺身こんにゃくだったんですよ。
なので朝ごはんでも何か変更があるようでしたらね、なるべく変更前と同等のものをいただきたいんです。
その、なるべく原価に差がないものっていうか……ごにょごにょ」
夫に恥をかかせて悪いなと思いつつ、何も言わずに帰るわけにはいきませんでした。
当の青年は「えっ、あっ、ハイ!」と戸惑いが隠せません。
そうだよね、そんなこと突然言われてもって思うよね……。
下記写真が、その後出てきた朝食膳です。
何が、どう、変わったでしょうか!?
正解は、「左端の山かけねぎとろがまぐろの甘露煮に変わった」でした!
……やればできるじゃあないか!!!
しかし甘露煮はひどくモソモソで、「これならツナピコを山ほどもらうほうがうれしいな」と思ったのは内緒です。
チェックアウトまでの時間に再びヤクルトもどきを飲み(なんだかんだでお気に入り)、早々に帰宅の途についたのでした。
帰ったらすぐ、洗濯です。風呂上がりには風呂掃除です。
私がやりたくてやっている専業主婦業だからよいのですが、次くつろげるのは出産直前の入院デーだなと思うと心がぴりりと痛みました。
「なんだかんだで、自宅がいちばん」。
それを感じるための旅だったのかもしれません。
すてきな家をがんばって買ってくれた夫に感謝しつつ、引き続き、節約生活で少しでも貢献していきたいと思います!
ホテル・旅館業ってすんごい仕事!
私にとっては本当に大事な1泊2日でした。
私が上手に気分転換できなかったのが最大のミスですが、こんなことになろうとは……本当に悔しい……。
クチコミだけに左右されるのもいかがなものかと思いますが、大事な時間なら、やっぱりちゃんとリサーチするべきでした。
その時間を惜しんだ私もおおいに反省しなければ。
同時に、久々に旅行をして「ホテルや旅館のスタッフ」というお仕事がいかに重要なものなのかを痛感しました。
寝るためだけのビジネスホテルは別として、今回のような温泉旅の場合、宿泊先次第で感想が変わるといっても過言ではありません。
さらに、おそらくそういうところに足を伸ばす時間というのは、ひとりひとりのお客さんにとって、とてつもなく大切なものであるはず。
お子さんの誕生日とか、親御さんの結婚記念日とか、友人との失恋傷心旅行とか……。
長時間過ごすことになる宿泊先の居心地が悪ければ、その大切な時間が傷つくことになります。
私が思っていた以上に、責任重大、影響力抜群のお仕事でした。
プロとして働く方々を、改めて尊敬します。
そういえば今回泊まったお宿、クチコミでは「スタッフがバイトばかりでマニュアル対応」といった指摘も散見されたなあ。
私が接した方々は(さすがプロのおもてなし! という感じとは言えないまでも)みんなにこやかで、嫌な気分にはなりませんでした。不幸中の幸い?
(夕食担当のおじさんがどんな気分で刺身こんにゃくを差し出してくれたのかはいまだに気になっている)
マニュアル対応、上等です。それができているなら十分!
それでも問題があるとすれば、課題はマニュアルを「つくっている側」にあると思います。
バカバカしいと思うかもしれないけれど、けっこう、スローガンとかコンセプトワードとかの共有って大事なはず。
マニュアルはちゃんと作るにしても、その範疇外のことが出てきたとき、いちばん大事な「魂」の部分がみんなで共有できていれば、なんらかの対応ができるはずです。理想論がすぎるかな?
「コンセプトの共有なんて、もうやってるよ!」と運営会社さんはおっしゃるかもしれません。
だとしたら、スタッフさんへの共有の仕方を見直してほしい!
それなりに大きい会社さんだったので、辛辣なクチコミにも目を通して、ちゃんと対応してもらえるといいなと思います。
特に掃除は、このご時世、ほんとに、大事よ!
……と、文句を言うだけなら誰でもできる。
今回の経験で私が学んだのは
- イライラに飲み込まれそうになったら、スマホでも紙でもいいから書き出して落ち着こう
- 気になったことはその場ですぐ確認しよう
- 選択を後悔する時間があるなら、少しでも楽しめる方法を考えよう
かな! どれも習得できたら育児に役立ちそうだ。
あと、妊婦さんへ!
産前旅行は無理して行かなくていいんじゃないかと思いました。特にお酒が好きな方!
せっかく電車内飲酒が解禁されたというのに、夕日を見ながらビールを1杯みたいなこともできないし、旅先のごはんってお酒に合いそうなものが多いしで、がまんポイント数多あり!
私はそこへきての刺身こんにゃくだったので、心への打撃が本当に大きかったよ……。(もう金輪際このネタは愚痴らないので許して……)
以上、ブログでおおいに愚痴れてすっきりしました!!!
ここまで、約9,000字。お付き合いくださったかた、おつかれさまでした!ありがとう!!
今週のお題「叫びたい!」