エディ・スリマンが「セリーヌ」を去る メゾンを統括して7年、ついに別離 - WWDJAPAN
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エディ・スリマンが「セリーヌ」を去る メゾンを統括して7年、ついに別離

セリーヌ(CELINE)」が、エディ・スリマン(Hedi Slimane)=アーティスティック、クリエイティブ&イメージディレクターの退任を発表した。エディは7年に渡りブランドを手がけ、その成長に大きく貢献した。

LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)は声明で、「彼のクリエイティブかつアーティスティックなディレクションのもと、『セリーヌ』は類を見ない成長を見せ、アイコニックなフランスメゾンとして確立した」と謝意を述べた。そして「エディのクリエイションからブランドイメージを統括する姿勢は厳格なものだったが、結果『セリーヌ』はフェミニンでパリジャンなシックに満ちているというブランドの性格を再発信した。そしてメンズや香水のほか、クチュールにも興味を示し、メゾンが取り扱うカテゴリーを拡大。過去7年のエディとの旅路は、未来への素晴らしい基盤になるだろう」と続ける。

後任を含め、LVMHや「セリーヌ」からのこれ以上の声明は出ていない。

エディは1997年にファッションマーケティングのアシスタントとしてイヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)に入社し、その後「イヴ・サンローラン リヴ・ゴーシュ オム(YVES SAINT LAURENT RIVE GAUCHE HOMME)」のデザイナーに昇格。2000年に同ブランドを離れ、「ディオール オム(DIOR HOMME)」のアーティスティック・ディレクターに就任した。

07年に退任後、13年プレ・スプリングから16-17年秋冬まで「サンローラン(SAINT LAURENT)」のクリエイティブ・ディレクターとしてメンズとウィメンズのコレクションを手掛け、2018年1月に「セリーヌ」に入社。アーティスティック、クリエイティブ、イメージ・ディレクターとして同ブランドのクリエイションを率いてきた。

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