ファッション業界は移り変わりが激しく、ブームを迎えたブランドが反動に苦しむケースも少なくない。しかし今は、低迷や停滞期を経て人気が再燃したり、ブームが落ち着いた後の再加速に成功したりのケースが散見される。さまざまな人気再燃ブランドを取材した。(この記事は「WWDJAPAN」2024年8月5&12日合併号からの抜粋です)
ミニサイズのワイヤーバッグが
20〜30代に爆発的ヒット
「この夏の売れ行きは、今までに経験のない盛り上がりだ」と話すのは、アンテプリマジャパンの久乗一扇取締役商品部マーケティング部管掌だ。荻野いづみデザイナーが1993年に立ち上げた「アンテプリマ(ANTEPRIMA)」は今、PVC製のワイヤーを手編みしたアイコンバッグで20〜30代の女性を中心に人気が再熱している。ワイヤーバッグの売り上げは、2022年4月期は前年比23.4%増、23年4月期は同84.4%増、24年4月期は同124.4%増と勢いを増す。
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