米「WWD」が発行する「BEAUTY INC」は毎年、世界のビューティ企業の1〜12月の売上高(推定含む)を基に「世界のビューティ企業ランキングTOP100」を発表している。「WWDJAPAN」2024年7月22日号付録「WWDBEAUTY」では、2023年版のランキングと各企業の動向をまとめた。ここでは11〜34位を紹介する。(この記事は「WWDJAPAN」2024年7月22日号付録「WWDBEAUTY」からの抜粋です)
11位(→11位)
バス&ボディワークス(BATH & BODY WORKS)
オハイオ州コロンバス(アメリカ)
売上高 45億7000万ドル
(約6443億7000万円)
前年比 -0.3%(推定)
ブランドリスト
バス&ボディワークス
ニュース
コロナ禍でコア商品の需要が低迷し、売り上げは前年を下回った。コロナ禍に需要が急増した消毒ジェルやキャンドルは売り上げが落ち込んだが、石けんやプラグ式のディフューザーが好調だった。2022年8月に発足した会員プログラムも順調に拡大しており、23年11月時点で約4100万人のメンバーを抱え、売り上げの約4分の3は会員からくるものだという。23年、売り上げの90%を占めるアメリカではモール内店舗から独立店舗に戦略をシフトして40店舗を、海外では65店舗をオープンし、着々と店舗網も広げている。
12位(↑︎13位)
ケンビュー(旧ジョンソン・エンド・ジョンソン)(KENVUE)
ニュージャージー州スキルマン(アメリカ)
売上高 44億ドル
(約6204億円)
前年比 +0.6%(推定)
ブランドリスト
アビーノ、ビアフィネ、ドクターシーラボ、ル プティ マルセイユ、ルブリダーム、ニュートロジーナなど
ニュース
ジョンソン・エンド・ジョンソン(JOHNSON & JOHNSON)は22年にコンシューマーヘルス事業部を独立させ、23年5月にケンビューに改称して上場、8月に独立した。スキンヘルスとビューティ事業は値上げが寄与し売り上げを1.8%伸ばしたが、売り上げボリュームは4.8%落とした。紫外線ケアは主要マーケットで好調だったが北米の店舗戦略の失敗が響いた。地域別でみると、「ニュートロジーナ(NEUTROGENA)」の“ハイドロブースト”ラインが寄与し第4四半期には売り上げを倍増させ、ラテンアメリカでは売り上げを2ケタ伸ばした。
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