普遍的なアイテムの価値が見直されるとともに確固たるブランドアイデンティティーの重要性が高まる中、メゾンの原点や軌跡にあらためて向き合うクリエイションも目立った。懐古主義的にならず、現代的な視点とデザインで新たなストーリーを描けるかがカギになる。(この特集は「WWDJAPAN」2024年3月18日号からの抜粋で、無料会員登録で最後まで読めます。会員でない方は下の「0円」のボタンを押してください)
「シャネル(CHANEL)」
創業者ゆかりの地ドーヴィルに着想
「シャネル」はガブリエル・シャネル(Gabrielle Chanel)が初めてブティックを構えたドーヴィルに思いをはせ、変化する空の映像を背景にした海岸沿いの遊歩道を再現。オレンジやピンク、淡いブルーなど美しい空の色を用いたミモレ丈のコートやツイードスーツから、カーディガンやニットのセットアップ、ウォッシュドジーンズなどで、リラックスしたエレガンスを演出する。スタイルを仕上げるのは、帽子店からキャリアをスタートした創業者にちなむ大きなつばのハットやキャスケット。
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