世界各地で発表されるクルーズ・コレクションのショーシーズンが、今年も幕を開ける。まずは、「シャネル(CHANEL)」が5月9日にアメリカ・ロサンゼルスで2024年クルーズ・コレクションのショーを開催。16日には「グッチ(GUCCI)」が韓国・ソウルにある景福宮で、デザインチームによる新作を披露する。サバト・デ・サルノ(Sabato De Sarno)新クリエイティブ・ディレクターのデビューは、9月のミラノ・ファッション・ウイークになる。
また、3月末にインド・ムンバイで23年プレ・フォールのショーを行った「ディオール(DIOR)」は、5月20日にメキシコの首都であるメキシコシティでショーを行う。4月末にソウルで23年プレ・フォールのショーを行ったばかりの「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、24日にイタリア北部のマッジョーレ湖に浮かぶ小さな島イソラ・ベッラでの発表を予定する。さらに、26日には「アルベルタ フェレッティ(ALBERTA FERRETTI)がリゾート地として知られるイタリア中部のリミニで、6月11日には「マックスマーラ(MAX MARA)」がスウェーデン・ストックホルムでショーを開く。
有観客のクルーズショーは、昨年から本格的に再開。近年は、世界各地でプレ・フォールのショーを開いたり、メイン・コレクションのショーの再演などを行ったりするラグジュアリーブランドが増えており、世界中からセレブリティーやインフルエンサー、VIP顧客、メディアの編集長らを迎えて行うイベント合戦は加熱している。