アトモスCEO・本明秀文のスニーカーライフ「情熱の薔薇を胸に咲かせよう」

　スニーカーにまつわる噂話のあれやこれやをアトモスの本明秀文CEOに聞く連載。ときには100人以上が列をなす、名実ともに“日本一”のおにぎり屋「ぼんご」（東京・大塚）に、アトモスのバイヤーだった橋本信伍さんが転職した。創業60年以上、右近由美子2代目店主が切り盛りする「ぼんご」は月に1度、定休日に知り合いを招いて新人のための勉強会を開催している。今回は、そこにお邪魔して信伍さんにおにぎりをご馳走になりながら、キャリアチェンジについて考える。（この記事はWWDジャパン2022年6月27日号からの抜粋です）

本明秀文CEO（以下、本明）：信伍が縁あって「ぼんご」に転職した。頭を丸めてヒゲを剃って、生活態度も改めたらしい。夜、飲みに行くのも控えたって。

橋本信伍・見習い（以下、信伍）：平日はお酒をほとんど飲まないですね。特に朝はお味噌汁も作らせてもらっているので、前日お酒を飲むと味付けがブレてしまうんです。

——なぜまた心機一転、転職しようと？

信伍：やっぱり日本一のおにぎり屋ですから、そこで修業させてもらえるなら挑戦したいと。女将さんの存在も大きいです。この人になら弟子入りしたいと思って。