「フェンディ(FENDI)」は7日、アイコンバッグ“ピーカブー アイシーユー(PEEKABOO ISeeU)”シリーズの新作となるプチとマイクロを発売した。プチモデルはベイビーブルーやダークハニー、ミモザイエローを含む10色を用意。ナッパレザーを使用して両面にツイストロックをあしらい、クロスボディーでも使えるストラップを備える。マイクロは7色で、長さの調整可能なショルダーストラップ付き。カードホルダーを内包する。
また新モデルの発売を記念して、映画監督のルカ・グァダニーノ(Luca Guadagnino)と再タッグを組んで同バッグのショートムービーを作成した。モデルのアジョア・アボアー(Adwoa Aboah)が新作バッグを片手に「フェンディ」の本社が位置するローマの上空を飛び回る様子を撮影。バッグの軽さを表現しながら、“スーパーウーマン”のように自立したパワフルな女性像を描いた。
映画「君の名前で僕を呼んで(Call Me By Your Name)」などで知られるグァダニーノ監督が「フェンディ」と協業するのは、2007年以来2回目。「『フェンディ』の仲間の1人になった気持ちだ。ブランドとしても親密に感じるが、何よりブランドを支える1人1人とつながることができている。母が70〜80年代に『フェンディ』のバッグを愛用していたので、ロゴや素材、品質は全て思い描くことができる。ブランドはローマと深い結びつきがあるので舞台に選んだが、あえてローマの街中にいるのではなく、見下ろすような演出にした。“ピーカブー”バッグの遊び心溢れる明るさが、アボアーが自由に飛び回る原動力になっている」と語った。
メンズウエアとアクセサリーを手掛けるシルヴィア・フェンディ(Silvia Venturini Fendi)=アーティスティック ディレクターは、「“ピーカブー”バッグは、自立していて、臆することのない人によく似合うバッグ。バッグの中は2つに仕切られていて、それぞれ開け閉めが調整できるようになっている。柔らかいレザーを使って軽量に仕上げて、体の動きに自然についてくるようにデザインした」とコメント。ウィメンズをデザインするキム・ジョーンズ(Kim Jones)=アーティスティック ディレクターは、「『フェンディ』が描く女性像は、自信に溢れ、自分らしさをよく理解している人だ」と語った。