【研修】ウェルビーイング経営とACTの実践 | いきいきと働くための心理的柔軟性 - 株式会社WOWOWコミュニケーションズ 公式ブログ
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【研修】ウェルビーイング経営とACTの実践 | いきいきと働くための心理的柔軟性

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この記事を書いた人

富樫 雄太

SNSマーケティング会社、研修会社などを経て、2016年に(株)WOWOWコミュニケーションズへ入社。部門のマネジメントに当たる傍ら、クライアント企業の品質改善のコンサルティング/人材育成/品質調査/フィードバック等を担当。

※お電話でのお問い合わせ | 0120-808-434

何の課題を解決する研修なのか?

企業の、何の課題を解決する?

  • 従業員のメンタルヘルスケア
  • 従業員のエンゲージメント、はたらきがい

課題の背景

  • 離職者、休職者が増えている
  • 精神的負担の大きい業種、業務である
  • メンタルケアを軸とした人材教育プログラムが不足している
  • ES調査、ストレスチェックの結果が芳しくない
  • 人的資本経営、健康経営に取り組みたい

近年、働き方が多様化し、働き方改革が進む中で従業員のエンゲージメントや心身の健康に関する取り組みがますます重要視されるようになりました。

特に従業員のウェルビーイングを経営戦略に取り入れる「ウェルビーイング経営」が注目を集めています。これは従業員のスキルや経験、健康状態を資産と捉え、それを効果的に活かす「人的資本経営」とも密接に関連しています。

さらに、「人材版伊藤レポート」等で提言された人材戦略の在り方や2023年度以降の有価証券報告書での人的資本に関する情報の開示義務化により、企業はより一層の取り組みが求められることになりました。

当社、WOWOWコミュニケーションズでは、コールセンター運営を中心としたカスタマーサポートを主力事業としており、従業員の離職率低下やエンゲージメント向上が課題となっています。

これまでに組織サーベイを実施し、全社および部署ごとで対策を講じてきましたが、その過程で個人レベルへのアプローチの重要性を改めて実感し、従業員のモチベーションを高めることができるよう、当研修プログラムの開発に至りました。

従業員が健康でやりがいを持って働ける環境を整えることは生産性向上や持続可能な成長に直結する最も重要な課題といえるのです。

どのような内容なのか?

「自分自身の心とうまく付き合う(心の柔軟性を高める)」ための認知行動療法ACT(アクト)。

個人の心理的柔軟性を高めることを目的とした心理療法ACTの全体像に触れ、「思考や感情」に気づくことの重要性を講義・ワーク・ディスカッションを通して習得します。

ACT(アクト: Acceptance&Commitment Therapyの略)とは?

ACT(アクト)とは、アメリカで生まれた比較的新しい心理療法です。

  • 第三世代の認知行動療法
  • うつ、不安神経症、慢性疼痛、依存症など、さまざまな症状に効果を発揮
  • WHO(世界保健機関)はACTをベースにした『ストレスを感じたらやるべきこと』と題した資料をインターネット上で公開
  • 精神疾患を抱えた人のみならず、健康な人が抱える日々の悩みや不安などにも役立つ
  • 医療の現場のみならず、産業領域やスポーツ業界など様々な領域での効果が確認

自身の思考や感情へ気付き、観察し、自身にとって望ましい行動を選択できるようになるトレーニングです。

ACTの考え方を取り入れることで不安や怒り、ストレスに対処できるようになり、仕事のパフォーマンス向上のみならずQOLやウェルビーイングの向上に繋がります。

本研修は、どのような効果が持たされるのか?

心理的柔軟性の高さがもたらす効果

心理的柔軟性については下記のような研究結果が出ています。

  • 心理的柔軟性が高いほどパフォーマンス、新たな学習意欲が高い
  • 心理的柔軟性が高いほど抑うつレベルが低い

心理的柔軟性を高めることは、個人の精神的な幸福度やパフォーマンス向上に効果的です。しかし、その影響は個人にとどまりません。心理的柔軟性の高い個人が増えることで、心理的安全性の高いチーム・組織を築くことが可能になります。

心理的安全性が高い組織では、メンバーが自由に意見を交換し、健全な議論が促進され、従業員は生産的で質の高い仕事に集中できるようになります。つまり、個人の心理的柔軟性を高めることが、最終的には組織全体の生産性やパフォーマンスの向上に繋がるのです。

実証研究の実施について

この研修の有効性を検証するため、当社では共同開発を行った株式会社スタートラインと共に実証研究を実施しました。こちらには、雇用形態や性別、年代を問わず、約30名の当社従業員が参加、全3回にわたる研修を受講しています。

効果をはかるために、その前後で組織サーベイや各種の詳細な調査を行っています。

その結果、研修を通じて従業員のやりがいやメンタルヘルス、心理的柔軟性が向上し、さらに労働生産性の向上も確認されました。今回の実証研究では当研修が従業員の意識や行動に与えるポジティブな影響を明確に示しており、当研修の重要性を裏付けるものとなりました。

「いきいきと働くための心理的柔軟性:ウェルビーイング経営とACTの実践」がどのように企業の課題を解決するのか

“従業員がいきいきと働ける職場であるか?”

これは労働環境が複雑に大きく変化する中で、企業にとっても従業員にとっても非常に大切な視点といえます。
ウェルビーイング経営を推進する上で企業が取り組むべき課題は多岐に渡ります。職場環境の改善や長時間労働の抑制等、組織全体の改革はもちろんですが、何よりも企業を支える従業員ひとりひとりへ対するアプローチは欠かせません。

従業員にとっての“いきいきと働ける職場“は個々の環境や性質によっても異なります。ライフイベントやキャリアの変化が影響を与えることもあるでしょう。しかし、日々の生活の中で自分の心が乱されるようなことが起こった際に、適切な対処法を身に着けていれば、そうした状況も前向きに対応できるようになります。

当研修は企業と従業員が共に成長を遂げるための第一歩として、多様な人材がさらに活躍し、充実感を持って人生を送るための基盤づくりに貢献することを目指しています。

ご興味のある方は下記よりお気軽にお問い合わせください。

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