デューカスコピー・ジャパンは国内では数少ない、ディーラーを介さない「NDD方式」を採用しているFX会社です。
さらには、独自のECN型マーケットプレイス「SWFX(スイスFXマーケットプレイス)」での高い流動性と透明性のもとで取引できるということで、他とは一線を画す独自のポジションを確立しているFX会社と言えます。
FX取引の注文処理方式のこと。
トレーダーからの注文を直接インターバンク(カバー先)に流すのがNDD方式。
間にディーラーが介在し、自社で約定させるかインターバンク(カバー先)に流すかをディーラーの裁量で決めているのがDD方式。
国内のFX会社はDD方式が主流。
そこで今回はそんなデューカスコピー・ジャパンを徹底調査すべく、東京銀座のオフィスに訪問させていただき、お話を伺ってきました。
今回なんと、デューカスコピー・ジャパン株式会社代表取締役のDmitrijs Kukels(デミトリ・クーケル)様にお話を伺うことができました!
この記事では、デューカスコピー・ジャパンのFXサービスの特徴や強みを、インタビュー内容をもとに余すことなくお伝えしていきます
- デューカスコピー・ジャパンについて詳しく知りたい
- 安全で信頼性の高いFX会社を探している
- FXの新規口座開設を検討中
デューカスコピー・ジャパン会社概要
まずはデューカスコピー・ジャパンがどのようなFX会社なのかを見ていきましょう。
会社概要は以下の通りです。
会社名 | デューカスコピー・ジャパン株式会社 |
---|---|
ホームページ | https://www.dukascopy.jp/home/ |
所在地 | 東京都中央区銀座2-14-4 銀座スクエア6階 |
連絡先 | TEL:0120-077-771 Email:nfo@dukascopy.jp |
設立 | 2009年5月1日 |
代表者 | 代表取締役 本間 正樹 代表取締役 ヴェロニカ・デューカ 代表取締役 デミトリ・クーケル |
株主構成 | Andre Duka、Veronika Duka |
業務内容 | 店頭外国為替証拠金取引業務 有価証券等管理業務 |
登録番号 | 関東財務局長(金商)第2408号 |
信託保全先 | 株式会社SMBC信託銀行 SBIクリアリング信託株式会社 |
カバー取引先 | Dukascopy Bank SA |
FX取扱通貨ペア | 48通貨ペア |
取引ツール | JForex、MT4 |
スプレッド | 変動制 |
最低取引通貨単位 | 1,000通貨 |
デモ口座 | あり |
デューカスコピー・ジャパンの親会社である「Dukascopy Bank SA」は、スイスのジュネーブに本社を置く、FXやネットバンキングなどの様々な金融サービスを提供する世界的な企業です。
そのため、デューカスコピー・ジャパンを海外FXと勘違いされる方もいるようですが、日本の金融庁に登録(第一種金融商品取引業 関東財務局長(金商)第2408号)があるれっきとした国内FX会社になります。
デューカスコピー・ジャパンの特徴としては、ECN型マーケットプレイス「SWFX」や、独自取引ツールの「JForex」などがあげられます。
このあたりはインタビューにて深掘りしてきましたのでご期待ください。
突撃取材!デューカスコピー・ジャパンさんのサービスの強みと特徴とは?
今回は、東京の銀座にあるデューカスコピー・ジャパンさんのオフィスにお邪魔させていただき、代表取締役のデミトリ・クーケル様と、クライアントサービス部アカウントマネージャーの山本様にお話を伺いました。
本日はお忙しい中お時間いただきありがとうございます。
それでは早速、お話を伺っていきます。
よろしくお願いいたします。
こちらこそよろしくお願いします。
分散型ECNマーケットプレイス「SWFX」が作り出す高い流動性
まずはデューカスコピー・ジャパン様のサービスの特徴について詳しくお聞かせいただけますか。
弊社の特徴としてまずあげられるのが、SWFX(スイスFXマーケットプレイス)というECNを提供している点です。
SWFXは親会社の「Dukascopy Bank SA(デューカスコピーバンクSA)」が独自で組成しているECNで、分散型といいますか、他のECNに繋がっているため、極めて高い流動性が確保されているのが特徴になります。
日本国内でECN方式を採用しているFX会社さんは少ないですよね。
もう少しSWFXについて詳しく説明していただけますか。
DD方式が主流の日本国内において、弊社はお客様からの注文を全て「Dukascopy Bank SA」へのカバー取引を通してECNへと繋げています。SWFX(スイスFXマーケットプレイス)のイメージとしてはこんな感じです。
こうした分散型のECNマーケットを提供することで、高い透明性と流動性が確保され、機関投資家様のような大口の注文であっても即時約定が可能になります。
もちろんスプレッドも低く抑えられます。
全てのお客様が、同一価格、同一流動性で、マーケットプレイスの一員として参加できるようなイメージです。
なるほど。これだとどんな注文でも即時約定できますね。
ちなみに、板情報も見れたりするのですか?
はい。弊社では板情報(マーケットデプス)を公開しております。
板情報では、SWFXに参加する銀行などから提示されたレートと注文数量が、それぞれベストレート順に表示されています。
また、お客様が発注した注文は、ECN上の板情報に反映され(※取引数量が小さい場合は表示されません)、板情報を通して発注した注文が約定されるまでの状況を確認可能です。
そのため、お客様にはリアルな今のマーケット状況を感じていただけます。
これは透明性のある取引を求める方はもちろん、大口で取引される方にとってもたいへん魅力的な取引環境ですね。
他のFX会社さんにはない、デューカスコピー・ジャパンさん独自の強みだと思います。
NDD方式にはECN方式とSTP方式の2種類があり、違いは以下の通り。
- ECN方式:トレーダーの注文をLP(リクディティプロバイダー)や他のトレーダーが参加するオンライン取引所(ECN)に直接流す方式。
- STP方式:トレーダーの注文をFX会社のシステムが自動介入し、LP(リクディティプロバイダー)が提示する価格の中で最も有利な価格を選択し提示する方式。
親会社は、スイス金融市場監督局FINMAから銀行業務を行うライセンスを取得するオンラインおよびモバイル取引、銀行業務、金融サービスを提供するスイスのオンライン銀行です。
SWFXを提供している親会社の「Dukascopy Bank SA」についてもお聞かせいただけますか?
「Dukascopy Bank SA」は、スイス金融市場監督局(FINMA)から銀行業務およびセキュリティー・ディーラーのライセンスを取得しているスイスのオンライン銀行です。
グループとしてラトビア、ウクライナ、ロシア、香港にオフィスを構えており、完全子会社としてデューカスコピー・ヨーロッパなども運営しています。
サービス内容としましては、FXやCFD、バイナリーオプション、ネットバンキングといったところです。
もちろん、FXやCFDに関してはSWFXを通しての取引になります。
なるほど。スイスの銀行ライセンスを持つスイスのオンライン銀行ということですか。
そうした会社が提供するECNは、信頼性や格式という意味で他とは一味違いますね。
他に何か特徴はありますか?
「Dukascopy Bank SA」の設立は2004年ですが、そもそもの始まりは、物理学で博士号を持つアンドレイ・デューカ氏による、1998年のジュネーブでのプロジェクトにまで遡ります。
これは、数学と経済物理学の技術に基づく革新的なソリューションをもって新たなサービスを提供することを目的としたものでした。
そこから数々のテクノロジーやソリューションが誕生し、その中のひとつが「SWFX」や独自取引ツールの「JForex」だったりします。
独自の高機能取引ツール「JForex」は裁量&自動取引の2刀流
今お話に出てきたJForexについて詳しく説明していただけますか?
JForexは、裁量取引および自動取引の両方に対応した自社開発の取引プラットフォームで、SWFXに並ぶ弊社の大きな特徴のひとつです。
裁量取引に関しては、先ほど触れたマーケットデプス(板情報)を利用したBID/OFFER注文を出すことができます。
そのほか分析ツールに関しても、200以上のインディケータの標準搭載、マルチWindowViewに対応している点や経済指標の発表をニュース会社と同じ速さで提供している点など、様々な市場の変化に素早く対応できるように設計されたプラットフォームになっています。
自社でゼロから開発したプラットフォームなので、お客様の声というかニーズをいち早く取り入れることができるのが強みですね。
自社開発ならではですね。
JForexは自動取引にも対応しているのですか?
対応しています。
弊社ではティックレベルのヒストリカルデータを無料で提供していますので、精度の高いバックテストの後に自動取引を走らせることが可能です。
他のFX会社さんですと、ヒストリカルデータ取得に手数料が発生したり、1分レベルまでのデータしかなかったりするのですが、ティックレベルが無料なのはすごく魅力的ですね!
過去の為替相場のデータのこと。
通常、ヒストリカルデータを利用して、EAのパラメータや戦略の有効性を検証する「バックテスト」が行われる。
デューカスコピー・ジャパンはスキャルピングもOK
ちなみに、デューカスコピー・ジャパン様ではスキャルピングはOKなのですか?
スキャルピングOKです。
超短期の数秒のものから一般的なスキャルピングまで、特に制限を設けておりません。
弊社のSWFXではそうした短期の取引でも、高い流動性のもと即時約定が実現します。
なるほど、スキャルピングを含めた自動取引から裁量取引まで、あらゆる取引に対応しているのですね。
おっしゃる通りです。
あと、取引ツールでいうと、弊社ではJForex以外にもMT4が使えます。
そのため、MT4でのEAを使った自動取引も可能です。
また、MT5への対応にも取り組んでいる最中で、JForexのプラットフォームとしてのさらなる改良も予定してますので期待してください。
デューカスコピー・ジャパンが外付け取引手数料を採用する理由
それではここからは、スプレッドや取引手数料など、実際の取引周りのお話を伺えますか?
弊社では、お客様の預かり金総額、純資産額、取引金額に応じて段階的に引き下がるディスカウント方式の外付け手数料を頂戴しております。
JForexの取引手数料は以下の通りです。
取引手数料(片道) | 預かり金総額 | 純資産額 | 取引金額 |
---|---|---|---|
25円 | 50万円未満 | 50万円未満 | 5億円未満 |
24円 | 50万円以上 | 50万円以上 | 5億円以上 |
23円 | 100万円以上 | 100万円以上 | 10億円以上 |
22円 | 250万円以上 | 250万円以上 | 25億円以上 |
18円 | 500万円以上 | 500万円以上 | 50億円以上 |
16円 | 2,500万円以上 | 2,500万円以上 | 250億円以上 |
15円 | 5,000万円以上 | 5,000万円以上 | 500億円以上 |
14円 | 1億円以上 | 1億円以上 | 1,000億円以上 |
12円 | 5億円以上 | 5億円以上 | 2,000億円以上 |
10円 | 10億円以上 | 10億円以上 | 4,000億円以上 |
- 預り金総額:入金総額から出金総額を差し引いた金額のこと
- 純資産額:口座残高に未決済ポジションの評価損益を加減算した金額
- 取引金額:過去30日間の合計取引金額
(例)
- 預かり金総額:550万円→500万円以上
- 純資産額:400万円→250万円以上
- 取引金額:12億円→10億円以上
最も有利な取引手数料が適用されるので「預かり金総額:550万円→500万円以上」の「18円」が適用される
なお、MT4の取引はこちらから確認できます。
→https://www.dukascopy.jp/forex/mt4-accounts/mt4-fee-schedule/
なるほど非常にわかりやすい手数料ですね。
スプレッドはどうでしょう?
弊社のスプレッドは変動制を取っており、主要通貨ペアのスプレッド実績値は、スプレッド・ウィジェットから確認できます。
スプレッド狭いですね。
個人的には、スプレッドにマークアップ(手数料)を上乗せするFX会社さんだと、どれくらいマークアップが乗せられているのかわからないので、ちょっと不安な部分があります。
その点、デューカスコピー・ジャパンはこうして取引手数料やスプレッドを明確にしていただいているので、とても信頼できるというか、さすがECN方式を採用しているFX会社さんという感じです。
ありがとうございます。
おっしゃる通りで、スプレッドにマークアップを上乗せしてしまっては、お客様としてはどのぐらいマークアップ分があるのかわかりません。
一方、外付け手数料ですと、取引でお客さまがどれだけ取引手数料を払ったかが一目瞭然です。
そういった意味で、弊社ではディスカウント方式の外付け手数料という形をとっております。
外付け手数料であれば、確定申告時に経費として控除することもできますからね。
ディスカウント方式というのも、大きく利益を出しているトレーダーの方には大きなメリットです。
豊富な取扱通貨ペア
取扱い通貨ペアについて特徴などありましたらお聞かせいただけますか。
弊社では現在、米ドル・ユーロ・英ポンド・スイスフラン・豪ドル・円などの主要各国通貨の組み合わせをはじめ、トルコリラ/円や南アフリカランド/円などのエキゾチックな通貨ペアも含めて、計48種類の通貨ペアを提供しています。
48種類!多いですね。
スワップポイントはいかかですか?
スワップポイントは弊社HPから確認できるようになっています。
→https://www.dukascopy.jp/forex/forex-trading-accounts/overnight/
また弊社では、お客様のご期待に添うように、頻繁に取引を行うお客様がより良いロールオーバー条件を得られるスワップポイント提供に取り組んでいます。
お客様の取引口座のロールオーバー・ポリシーは、取引アクティビティ率によって決定され、計算方法は以下の通りです。
トレードに役立つマーケット情報はウィジェットから
デューカスコピー・ジャパン様では、マーケット情報や教育コンテンツについてはどのようなものがありますか?
弊社では、マーケット情報に役立つ各種ウィジェット機能を豊富に取り揃えています。
これらのウィジェット機能をユーザーの皆様がホームページなどに取り付けてご利用することも可能です。
もちろん無料で利用できます。
- オンラインチャート
- 通貨インデックス
- CoTチャート
- SWFXセンチメント指数
- ピボットポイント・ライン
- マーケット・ウォッチ
- デイリー高値/低値
- FXマーケット・シグナル
- インディケーター・シグナル
- 主要通貨ボラティリティ推移
- 経済指標発表カレンダー
- 金融市場休日カレンダー
- 各国の政策金利一覧
- 為替レート計算機
- 両替ボード
- ヒストリカルデータ取得
教育コンテンツに関しては、JForexの使い方などの多くのお客様に役立つ情報発信をメルマガなどで今後行っていく予定です。
JForexは進化し続ける
続いて、デューカスコピー・ジャパン様の今後のサービスの展望についてお聞かせください。
「Dukascopy Bank SA」で扱っているようなCFDやバイナリーオプションは、日本では提供されないのですか?
バイナリーオプションの提供はいまのところ予定にありません。
CFDに関しては、先々商品先物CFDの提供を予定しており、「経済産業省及び農林水産省」の「店頭商品先物CFD取引」の許可を取得すべく準備を進めているところです。
CFDが増えるとなると取引の幅が広がりますね。
おっしゃる通りです。
そのためにJForexを今よりももっと使いやすい高機能のプラットフォームにすべくアップデートを重ねていく予定です。
SWFXが持つ強みをさらに発展させていく
なるほど。これからもお客様のために進化し続けると。
ちなみにデューカスコピー・ジャパン様の企業としてのビジョンやミッション、あるいはお客様に対してのコミットメントのようなものがあればお聞かせいただけますか。
弊社ではお客様に最高のFX取引環境とサポートを提供することを目指しています。
そのために、現在SWFXが提供している「ECNによる高い流動性」「即時約定」「低スプレッド」といった部分をさらに進化させ、お客様の平等な取引の権利や透明な価格設定環境といったものを実現していきたいと考えております。
デューカスコピー・ジャパン様の数々のソリューションというのは、他のFX会社にはない大きな魅力ですね。
ありがとうございます。
おっしゃる通りで、弊社が創業して以来、そして今後も変わらないミッションというのは「SWFXによるソリューション」と「透明性の高いECNマーケット」の提供に尽きると考えています。
FXトレーダーの方へメッセージ
最後になりますが、FXトレーダーの方に何かメッセージがあればお願いします。
重ね重ねになりますが、弊社はFX取引において最も重要な要素である流動性と価格について、お客様に最高の条件を提供することを目指しています。
もっと言うなら、日本市場で最も信頼されるFX会社になることを目指しています。
そのために、お客様の声に耳を傾け、満足度を高めることを最優先に考えています。
弊社は、お客様と共に成長していきたいと思っていますので、ぜひ一度、弊社のJForexでトレードをお試しいただき感想をお聞かせいただきたいです。
お話を伺っていて、そうしたお客様のニーズに応えてきたからこそ、デューカスコピー・ジャパン様の革新的なテクノロジーやソリューションが生まれたのだと思います。
SWFXのもとでは、どんな大口のトレードでも安心してできそうです。
本日はお忙しい中ありがとうございました。
こちらこそありがとうございます。
まとめ
いかがでしたか?
こちらからのどんな質問にも丁寧に答えていただいた、クーケル様と山本様のおかげで、デューカスコピー・ジャパンの特徴がおわかりいただけたのではないでしょうか。
特に印象的だったのは、分散型ECNマーケットプレイス「SWFX」が持つ高い流動性や即時約定といった取引環境です。
JForexという優れた取引ツールも相まって、他のFX会社ではできないトレード体験ができると感じました。
代表取締役のクーケル様いわく、デューカスコピー・ジャパンが日本市場で最も信頼されるFX会社になるのを目指したいとのこと。
その言葉に嘘偽りはないのだと、お話を伺っていて実感しました。
今後もデューカスコピー・ジャパンのFXサービスから目が離せません。
ぜひ、SWFXでのトレードを体験してみてください。
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