現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2023年10月9日のデイリーキーワードランキング
1 | 七十路や新しき事弥生道 |
2 | 頭の中で白い夏野となつてゐる |
3 | 春の雪ふる女はまことうつくしい |
4 | 蟻よバラを登りつめても陽が遠い |
5 | 白鳥に会えば会ったで哀しかり |
6 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
7 | をさなごのひとさしゆびにかかる虹 |
8 | オデッサもクリミアもゆめ雪の原 |
9 | 土手を外れ枯野の犬となりゆけり |
10 | たてとほす男嫌ひの單帶 |
11 | 優曇華や寂と組まれし父祖の梁 |
12 | 露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す |
13 | 飛んで来る物恐ろしき野分かな |
14 | たとふれば独楽のはじける如くなり |
15 | 羅漢午次郎偲ぶ上総の新走り |
16 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
17 | 死神を蹴る力無き蒲団かな |
18 | ごきぶりを打てとスリッパ渡さるる |
19 | 船の名の月に読まるる港かな |
20 | 塋域はまかせ給へと道をしへ |
21 | うたかたの夢の名残や春の雪 |
22 | 落葉松はいつめざめても雪降りをり |
23 | 看取りより解かれし冬を淋しめり |
24 | 別るるや夢一筋の天の川 |
25 | 大まかに生きて冬樹の空深し |
26 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
27 | 今日何も彼もなにもかも春らしく |
28 | 木曽川の今こそ光れ渡り鳥 |
29 | 藤の昼膝やはらかくひとに逢ふ |
30 | 一片の落花のあとの夕桜 |
31 | これ着ると梟が啼くめくら縞 |
32 | 花八ッ手縁に母居るぬくさかな |
33 | 窓明り石の着こなす石蕗の花 |
34 | やつぱり一人はさみしい枯草 |
35 | 蝶ひとつ 人馬は消えて しまひけり |
36 | 春尽きて山みな甲斐に走りけり |
37 | 黒猫の子のぞろぞろと月夜かな |
38 | 二枚舌みた人あらず軒風鈴 |
39 | 秋蝉のこゑ澄み透り幾山河 |
40 | ひとひらの蝶の黄色い浮力かな |
41 | 吊柿鳥に顎なき夕べかな |
42 | 降る雪を仰げば昇天する如し |
43 | 暗闇の眼玉濡らさず泳ぐなり |
44 | かまくらへゆつくりいそぐ虚子忌かな |
45 | なんと気持ちのいい朝だろうああのるどしゅわるつねっがあ |
46 | 一塊のわれか椿か流れおり |
47 | 麿、変? |
48 | 諍ひのあとの淋しき彼岸寒 |
49 | パンツ脱ぐ遠き少年泳ぐのか |
50 | 絹雲や羅馬の快楽きざむ石 |
2024年10月5日 05時43分更新(随時更新中)