現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年1月28日のデイリーキーワードランキング
1 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
2 | 秋晴や火口を落ちる砂の音 |
3 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
4 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
5 | 蝋梅や磨きたりない床柱 |
6 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
7 | きりぎしの家の寒暮や愛を問ふ |
8 | 風が研ぐ凍て道の歩の誤たず |
9 | やつぱり一人がよろしい雑草 |
10 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
11 | 姉の身に地割れ及びて水仙花 |
12 | 空をゆく一かたまりの花吹雪 |
13 | 文脈に繋がりてくる*蝉しぐれ |
14 | プランターを畑とよんで冬すみれ |
15 | 良妻にあらまほしけれ大くさめ |
16 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
17 | 春の土荒れて筋ひく竹箒 |
18 | 一枚の大苗代田歪みをり |
19 | 鬼やらい年寄のいる明るさよ |
20 | 竜天に昇る暁雲輝やかし |
21 | 冬落暉檻のけものら声挙げて |
22 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
23 | 対のものいつしか欠くるひめ始め |
24 | きらめける寒行僧を拝みけり |
25 | 老人が動いて春の土光る |
26 | 朝霧の中に九段のともし哉 |
27 | 生きること一と筋がよし寒椿 |
28 | それぞれの部屋にこもりて夜の長き |
29 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
30 | 実存とは破魔矢を握りしむことか |
31 | 縄とびの寒暮傷みし馬車通る |
32 | 湾曲し火傷し爆心地のマラソン |
33 | 寂しくて道のつながる年のくれ |
34 | 白魚の五分のたましい干しあがる |
35 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
36 | 照り返えす過去黍畑に雄の馬 |
37 | 女身仏に春剥落のつづきをり |
38 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
39 | 少年へ遠い月泛く埋立地 |
40 | 糸瓜咲て痰のつまりし仏かな |
41 | 寒卵どの曲線もかへりくる |
42 | 隠の飴の数だけ人攫い |
43 | 凍蝶に指ふるるまでちかづきぬ |
44 | 子を殴ちしながき一瞬天の蝉 |
45 | 雪の上に深山さくらのさかりかな |
46 | 水洟や鼻の先だけ暮れ残る |
47 | 冬至南瓜丸ごと口へ象の鼻 |
48 | 花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ |
49 | かりかりと蟷螂蜂の皃を食む |
50 | 煤逃の姑は遠出をしたまひぬ |
2024年10月5日 07時27分更新(随時更新中)