現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年5月21日のデイリーキーワードランキング
1 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
2 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
3 | 草笛を吹いている間は大丈夫 |
4 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
5 | 実存とは破魔矢を握りしむことか |
6 | 叩かれて昼の蚊を吐く木魚哉 |
7 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
8 | 重ね着の中に女のはだかあり |
9 | 春や昔十五万石の城下哉 |
10 | 白葱のひかりの棒をいま刻む |
11 | まさをなる空よりしだれざくらかな |
12 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
13 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
14 | すでに木の名持たぬ切株春の森 |
15 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
16 | 啄木鳥や鏡睡らぬ森の家 |
17 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
18 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
19 | 履歴書の余白にきっとネギ坊主 |
20 | 新茶汲むいつもの夫婦茶碗かな |
21 | じゃんけんで負けて螢に生れたの |
22 | 星空へ店より林檎あふれをり |
23 | 闘鶏の眼つぶれて飼はれけり |
24 | 自画像をふせたるままに新樹光 |
25 | 谺して山ほととぎすほしいまゝ |
26 | さくらんぼ二つに岐れたるその後 |
27 | 幸ながら青年の尻菖蒲湯に |
28 | ジャコメッティの勁さ欲しい日鉄線花 |
29 | 朴散華即ちしれぬ行方かな |
30 | 水すまし水に跳て水鉄の如し |
31 | あかあかと天地の間の雛納 |
32 | 風重し軽し一重の黒牡丹 |
33 | ねじ花科床屋のだんだらのねじり棒 |
34 | 野の虹と春田の虹と空に会ふ |
35 | 葭切や櫂横たはる捨小舟 |
36 | 生国は赤い絵札の枯すすき |
37 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
38 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
39 | 鉄線花と畜生塚のあたりかな |
40 | あらかたは二番煎じに初時雨 |
41 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
42 | 杜若おとうと先に橋渡る |
43 | 甲冑の古き空洞五月の夜 |
44 | かたつむり甲斐も信濃も雨のなか |
45 | 梅雨入りの囁き羅漢石の耳 |
46 | 芋の露連山影を正しうす |
47 | 夏みかん酸つぱしいまさら純潔など |
48 | 野の果をずいと見流す更衣 |
49 | その冬木誰も瞶めては去りぬ |
50 | 水持って先行く者の先に秋 |
2024年10月5日 07時27分更新(随時更新中)