現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2010年12月29日のデイリーキーワードランキング
1 | 祈るべき天とおもえど天の病む |
2 | 遠き日の男根なぶる葉月潮 |
3 | 一行の添え書に見る年賀状 |
4 | この景に優るものなし初日の出 |
5 | 元旦や古稀に勢ひの朝迎ふ |
6 | 石、蝶が一羽考えている |
7 | しばらくは花嫁の母早苗月 |
8 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
9 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
10 | おでん啖べゐて花野へ逃げ戻る |
11 | 元旦や暗き空より風が吹く |
12 | 姫はじめ闇美しといひにけり |
13 | 木がらしや東京の日のありどころ |
14 | 泣きやめて師へ奉る雪兎 |
15 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
16 | 初富士の大きかりける汀かな |
17 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
18 | 幣や紅葉山から機の音 |
19 | 秋遍路硫黄島から来たと言ふ |
20 | 梅咲いて庭中に青鮫が来ている |
21 | かたまつて薄き光の菫かな |
22 | 春や昔十五万石の城下哉 |
23 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
24 | 捨てた夢に出くわすきさらぎの駅 |
25 | 元日の人通りとはなりにけり |
26 | 白山の鴾色に雁帰る |
27 | 本能の穴掘る兎冬ざるる |
28 | 露更けし星座ぎっしり死すべからず |
29 | 広島や卵食ふ時口ひらく |
30 | 表札に隷書の雅号七変化 |
31 | たましいに遅れて杖の行く秋の |
32 | よろこべばしきりに落つる木の実かな |
33 | 道のべに阿波の遍路の墓あはれ |
34 | 海に出て木枯帰るところなし |
35 | 大津絵の鬼が鉦打ち寒明くる |
36 | 月光ほろほろ風鈴に戯れ |
37 | 遅れ来ていつのまにやら鍋奉行 |
38 | 北斎の海より青き冬の空 |
39 | もちつきの得心の音心地よき |
40 | 隠岐やいま木の芽をかこむ怒濤かな |
41 | 風花と漂ようか発車時間まで |
42 | 母を据え冬日より濃き水流る |
43 | ぜんまいののの字ばかりの寂光土 |
44 | 人体冷えて東北白い花盛り |
45 | 寒桜片目で此の世に親しみぬ |
46 | 寒月や見渡すかぎり甃 |
47 | 初富士のかなしきまでに遠きかな |
48 | 重ね着の中に女のはだかあり |
49 | 実存とは破魔矢を握りしむことか |
50 | 鷹のつらきびしく老いて哀れなり |
2024年10月5日 07時27分更新(随時更新中)