ページング
ページングとは、仮想メモリーを使用する際のメモリー管理方式で、仮想アドレス空間を「ページ」と呼ばれる単位に分割し、このページを単位として仮想アドレス(メインメモリー)から実アドレス(ハードディスク)へとデータを変換することである。
ページの大きさは固定的で、コンピューターによって異なるが、16バイトから24バイトまでの範囲で2の倍数が用いられる。
ページングと意味のよく似た言葉に「スワップ」があるが、スワップはデータをプロセスと呼ばれる単位で扱う点において異なる。ページングにおけるページのデータ量は、一般にプロセスよりも小さいため、ページングはスワップよりも移動させるデータ量が少なく、それゆえ処理が速いという利点がある。
ちなみに、ページングの際にハードディスクに作成される、メモリー領域を保存しておくためのファイルが「ページングファイル」と呼ばれる。i386以降のx86系CPUでは、プロセッサにページングファイルが搭載されていた。
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