インターフェース
英語:interface
インターフェース(英:interface)とは、もともと「接点」や「境界面」を意味する語であり、特にコンピュータシステムにおいて異なる機器やシステムを接続する部分を指す用語として用いられる表現。人間と機械の接点となる入出力システムを指す場合もある(ユーザーインターフェースおよびマンマシンインタフェース)。
IT用語におけるインターフェースの意味
「インターフェース」は日本語ではITの分野で用いられる機会が多く、IT用語として扱われやすい。基本的には、ハードウェア(コンピュータと各種デバイス)同士もしくはソフトウェア同士を接続する機器や規格をインターフェースという。
ハードウェアインターフェース
マウスやキーボードなどの入出力デバイスを接続する規格を「ハードウェアインターフェース」「接続インターフェース」「入出力インターフェース」などと呼ぶこともある。ハードウェアインターフェースにはコネクタや電気信号(通信プロトコル)などの要素からなる。
ソフトウェアインターフェース
コンピュータプログラミングの分野では、プログラム間のデータのやりとり(通信)方法に関する規格を「ソフトウェアインターフェース」と呼ぶ。他にも、コンピューターに周辺機器を接続するケーブルの形状や通信規格のことを入出力インターフェースと呼ぶこともある。
ユーザーインターフェース / マンマシンインターフェース
コンピュータシステム(つまり機械)同士の接点だけでなく、「人とコンピュータシステムの接点」についても「インターフェース」という表現を用いることがある。
「ユーザーインターフェース」は人間がコンピュータを操作する際に扱う(接点となる)環境を総称する表現である。「マンマシンインターフェース」はより広範に「人間と機械が情報のやりとりを行う手段・装置・仕組み」を総称する言葉である。
interface
「interface」の意味
「interface」は、二つのシステムや部品が互いに通信・連携するための接点や境界面を指す言葉である。コンピュータ分野では、ハードウェアやソフトウェアの相互作用を可能にする機能や仕組みを意味する。また、ユーザーとコンピュータシステムとの間で情報をやり取りするためのデバイスや画面(ユーザーインターフェース)も指すことがある。「interface」の発音・読み方
「interface」の発音は、/ˈɪntərfeɪs/であり、IPAのカタカナ読みでは「インターフェイス」となる。日本人が発音するカタカナ英語では「インターフェース」と読む。「interface」の定義を英語で解説
An interface is a point where two systems, subjects, or components meet and interact with each other. In computing, it refers to the hardware or software that enables communication and interaction between different systems or components. It can also refer to the device or screen that allows users to interact with a computer system, known as a user interface.「interface」の類語
「interface」の類語には、以下のような言葉がある。junction
「junction」は、二つのものが接続される点や場所を指す言葉である。道路や鉄道の接続点、電気回路の接続部などに使われる。connection
「connection」は、二つのものがつながっている状態や関係を示す言葉である。物理的なつながりだけでなく、抽象的な関係性も含めて広く用いられる。「interface」に関連する用語・表現
API (Application Programming Interface)
APIは、ソフトウェアアプリケーション同士が互いに通信・連携するためのインターフェースである。開発者が他のアプリケーションやサービスと簡単に連携できるように設計されている。GUI (Graphical User Interface)
GUIは、コンピュータシステムとユーザーが視覚的にやり取りするためのインターフェースである。アイコンやウィンドウ、メニューなどのグラフィカルな要素を用いて操作が行われる。「interface」の例文
1. The interface between the two software programs allows them to share data seamlessly.(二つのソフトウェアプログラム間のインターフェースにより、データのシームレスな共有が可能になる。) 2. The new smartphone has an intuitive user interface that makes it easy for anyone to use.(新しいスマートフォンは直感的なユーザーインターフェースが搭載されており、誰でも簡単に使える。) 3. The hardware interface connects the computer's motherboard to the external devices.(ハードウェアインターフェースは、コンピュータのマザーボードと外部デバイスを接続する。) 4. The web developer created an API to interface with the database.(ウェブ開発者は、データベースと連携するためのAPIを作成した。) 5. The touchscreen interface allows users to interact with the device by tapping and swiping.(タッチスクリーンインターフェースにより、ユーザーはタップやスワイプでデバイスとやり取りできる。) 6. The operating system provides a command-line interface for advanced users.(オペレーティングシステムは、上級ユーザー向けにコマンドラインインターフェースを提供する。) 7. The engineer designed a custom interface to connect the two machines.(エンジニアは、二つの機械を接続するためのカスタムインターフェースを設計した。) 8. The software's user interface is available in multiple languages.(そのソフトウェアのユーザーインターフェースは、複数の言語で利用可能である。) 9. The network interface card enables communication between the computer and the network.(ネットワークインターフェースカードにより、コンピュータとネットワーク間の通信が可能になる。) 10. The audio interface connects the microphone and the computer for recording purposes.(オーディオインターフェースは、録音目的でマイクとコンピュータを接続する。)インターフェース
インターフェース【interface】
インターフェース
インターフェイス [interface]
インターフェイス
インターフェース
【英】interface, I/F
インターフェースとは、一般的には「境界面」や「接点」を意味する英語であり、IT用語としては、ハードウェアやソフトウェア、人間(ユーザー)といった要素が、互いに情報をやり取りする際に接する部分のことである。あるいは、その情報のやりとりを仲介するための仕組みのことである。
インターフェースという語は、広く「接点」を示す言葉として、抽象的な意味から物理的な意味まで、さまざまなものに対して用いられる。人間とコンピュータとの接点にはじまり、ハードウェアとコネクタ、アプリケーションソフトウェアとオペレーティングシステム(OS)など、インターフェースが着目される場面は多様である。
インターフェースのうち、人間がコンピュータを扱うために必要な操作方法、表示方法などを指す場合は、特にユーザーインターフェース(UI)と呼ばれることが多い。ユーザーインターフェースを構成する要素には、画面表示から入力装置まで多様な要素が含まれる。代表的な区分として、文字情報(テキスト)による命令(コマンド)をキーボードから入力することでコンピュータを操作するキャラクターユーザーインターフェース(CUI)と、アイコンを中心とした視覚的な要素をポインティングデバイスを使って操作するグラフィカルユーザーインターフェース(GUI)という区分がある。
また、コンピュータにおける各種装置や周辺機器、ネットワーク機器などのような、ハードウェアを相互に接続するための、コネクタ形状や通信の形式などを指してインターフェースと呼ぶことも多い。ハードウェアにおけるインターフェースの分類の例としては、データを単一の信号線で順次伝送するシリアルインターフェースと、複数の信号線からデータを同時に伝送するパラレルインターフェースという分類がある。また、インターフェースの具体的な規格として、USB、IEEE 1394、Ethernet、SATAなどを挙げることができる。
アプリケーションソフトウェアは、機能や表示を実現するために、OSやライブラリなどが用意しているプログラム部品を自ら利用する場合がある。その際、ソフトウェア間で各情報を受け渡しするための規約も、インターフェースと呼ばれる。特に、開発の際に簡単にプログラム部品を利用できるようにあらかじめ用意されたインターフェース群は、API(Application Programming Interface)と呼ばれている。
外部記憶装置: | ディスクストレージ WORMメディア Wi-Fiポータブルストレージ |
接続インターフェース: | インターフェース オス オスメス交換コネクタ ピンコネクタ |
界面
INTERFACE
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/10 08:38 UTC 版)
『INTERFACE』(インターフェイス)は、M-AGEの3枚目のフルアルバムで最後のオリジナルアルバム。
- 1 INTERFACEとは
- 2 INTERFACEの概要
- 3 参加ミュージシャン
インターフェース
(interface から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/04 03:20 UTC 版)
インターフェース (英: interface) はインタフェース、インタフェイス、インターフェイスとも書き、英語で界面や接触面、中間面などといった意味を持ち、転じてコンピュータと周辺機器の接続部分を表すようになった。さらに、ユーザーインターフェースなどのように、人間と自動機械との間の複雑な操作をする手順・規則との意味にも使われる。
- 1 インターフェースとは
- 2 インターフェースの概要
界面
(interface から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/16 01:30 UTC 版)
界面(かいめん、英: interface)とは、ある均一な液体や固体の相が他の均一な相と接している境界のことである。この「他の均一な相」が気体もしくは真空であるとき、界面を特に表面(surface)とよぶ(例外もある)。ただし、お互いが完全に混ざり合うことはしない(混ざり合うと界面でなくなる。ただし、界面付近数原子層程度で互いの原子からなる化合物を形成する場合はある)。界面は気相と液相、液相と液相、液相と固相、固相と固相の二相間で形成される。界面を構成する分子・原子は、界面を挟んでいる相から連続的に続いているにもかかわらず、相内部とは性質が異なり、膜のようなはたらきをする[1]。たとえば界面では光線が反射や屈折、散乱、吸収を起こし、界面間には界面張力がはたらく。
- ^ 田中一義; 田中庸裕 『物理化学』 丸善、2010年、444頁。ISBN 978-4-621-08302-4。
- ^ a b 志村史夫 『したしむ表面物理』 朝倉書店、2007年6月。ISBN 978-4-254-22769-7。
interface
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 00:54 UTC 版)
「Go (プログラミング言語)」の記事における「interface」の解説
GoにはC++や他の言語における仮想関数を持ったクラスが存在しない。型に追加したメソッドは一種の非仮想関数である。Goにおいての多態はinterface型を使用して実現する。 interface型は実装を一切持たずメソッドの形式だけを定義した型であり、その点はC#など最近の言語のinterfaceと同じである。但し、Goのinterface型は、代入できる型との関連付けが不要である。interfaceに定義しているメソッドを全て持っていればどんなオブジェクトでも代入可能である。 Goにおけるinterfaceの例を下記に示す。 type Container interface {Begin() IteratorEnd() Iterator} Goのinterfaceは、MLのsignatureや、かつてg++に存在したsignatureというC++拡張と全く同じ機能である。
※この「interface」の解説は、「Go (プログラミング言語)」の解説の一部です。
「interface」を含む「Go (プログラミング言語)」の記事については、「Go (プログラミング言語)」の概要を参照ください。
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