i-Ball
IHIエアロスペースが開発した、宇宙船の再突入データを収集する装置。宇宙船が再突入する際の、壊れ方、燃え尽き方、燃え残りの落下位置、といったデータを収集する目的で用いられる。
i-Ballは2012年6月26日に発表された。カメラや各種センサーが搭載された球形の物体で、大気圏へ再突入する際の加速度や温度、燃え尽きる状況などのデータが計測できる。計測データは今後のサンプルリターンなどにおけるサンプル落下位置の精度向上などに役立てることが期待される。
i-Ballは宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙ステーション補給機「こうのとり」3号機に搭載される予定である。なお、IHIエアロスペースは、「はやぶさ」がサンプルリターンを成功させた再突入カプセルの設計・製造も行っている。
関連サイト:
宇宙ステーション補給機(HTV)などの宇宙機が大気圏に再突入する際のデータを収集する装置「i-Ball」を開発 - IHI プレスリリース 2012年6月26日
こうのとり(HTV)搭載物資 - JAXA
アイ‐ボール【i-Ball】
i-Ball
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/09/15 09:22 UTC 版)
i-Ballとは株式会社IHIエアロスペースが自社で開発・製造した、大気圏再突入による再突入機体の破壊を観測するための装置である。直径は40cmの球体、重さは21kg。球体の一部に写真撮影のための丸いガラス窓が付いており、眼球を連想させる形状であることから、i-Ballの名前はeye-ball由来となっている。
- 1 i-Ballとは
- 2 i-Ballの概要
I-Ball
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/03 18:22 UTC 版)
i-BallとはIHIエアロスペースが自社で開発・製造した、大気圏再突入による再突入機体の破壊を観測するための装置である。直径は40cmの球体、重さは21kg。球体の一部に写真撮影のための丸いガラス窓が付いており、眼球(eye)を連想させる形状であることから、i-Ballと命名された。
- ^ “「こうのとり」4号機(HTV4)搭載のi-Ballによる観測結果について”. JAXA (2013年9月9日). 2014年1月19日閲覧。
- ^ “宇宙最大の難関” 大気圏再突入の瞬間を捉えろ!大気圏データ収集装置で表面温度2000度、加速度8Gの世界に迫る - TBSテレビ (2012年9月23日). 2014年10月13日閲覧
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