トヴァシュトリ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/12/06 08:52 UTC 版)
トヴァシュトリ(Tvaṣṭṛ、英: Tvastar)とは、ヴェーダの宗教における、世界で最初に生まれた創造主である。『プルシャ讃歌(プルシャスークタ)』はプルシャをトヴァシュトリと呼んでいる。そこでのトヴァシュトリは、不可視のヴィシュヴァカルマンの臍から出現した、創造の力の目に見える形態である[1]。『ヤジュル・ヴェーダ』、『プルシャ讃歌』、そして『リグ・ヴェーダ』第10巻において、トヴァシュトリの特徴と属性は、ヒラニヤガルバ/プラジャーパティまたはブラフマーの概念に吸収された。 トヴァシュトリは天界の工匠であって、神々のための道具、特にインドラのヴァジュラの制作者である。そしてまた神酒ソーマの守護者である。トヴァシュトリは『リグ・ヴェーダ』の中で65回言及され[2]、胎児が望まれたときにその力を発揮する人類や動物の肉体の形成者であり、ガルバパティ (garbha-pati) または「胎の主」と呼ばれる[2]。
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- ^ अ॒द्भ्यः सम्भू॑तः पृथि॒व्यै रसा॓च्च । वि॒श्वक॑र्मणः॒ सम॑वर्त॒ताधि॑ । तस्य॒ त्वष्टा॑ वि॒दध॑द्रू॒पमे॑ति । तत्पुरु॑षस्य॒ विश्व॒माजा॑न॒मग्रे॓ ॥ Rigveda 10-82
- ^ a b c d e Macdonell, Arthur Anthony (1995). “Abstract Gods”. Vedic mythology. Vedas. Motilal Banarsidass Publ. pp. 116–118. ISBN 9788120811133.
- ^ “Anuśāsana parva” (Sanskrit). Mahābhārata.
- ^ Wikisource:The Rig Veda/Mandala 10/Hymn 17
- 1 トヴァシュトリとは
- 2 トヴァシュトリの概要
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