T(タウ)フラットハイビジョン管
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/29 22:42 UTC 版)
「ハイビジョンブラウン管テレビ」の記事における「T(タウ)フラットハイビジョン管」の解説
松下電器産業が、1998年に発売した松下初のフラットテレビT(タウ)に搭載したブラウン管。歪みが少なく明るい映像を売りにしていた。 このタウシリーズ用のブラウン管には松下電器としては民生用ではじめてテンションマスクシステムを搭載した。トリニトロンとの違いはシャドウマスクにブリッジ構造を有することであるが、それまでのプレスマスクに比べシャドウマスクの板厚みを薄く出来、またブリッジも細くしたことからシャドウマスクの電子透過率を増加することが可能となった。このため明るい画像が表示出来るようになった。また、シャドウマスクがスピーカによる振動を抑制する目的でシャドウマスク周辺に制振子を用い、ワイヤーを用いるトリニトロンでは画像で制振用ワイヤーが視認されることに対して制振子は画像には影響を与えないという特徴を持っていた。当初シャドウマスクに熱膨張の小さなINVAR(36%Ni合金)を用いていたが、その後材料を鉄に変更した。 搭載機種 TH-36/32FH10/FM10/FP10 TH-36/32/28FP20/FG/FP15 TH-36/32/28D10/TH-28D30など
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