エスティーエヌ‐えきしょう〔‐エキシヤウ〕【STN液晶】
STN液晶
STN液晶とは、液晶ディスプレイのひとつで、交差した電極に電圧をかけることで画素を発光させる単純マトリックス方式を改良した方式のことである。
着色された液晶版の上に、モノクロの場合は遮光版を、カラーの場合はRGBのフィルターを重ねて、表示色の変化によって表示される。STNに先立つNT液晶の、液晶分子のねじり角をより大きくすることで、光の透過と遮断のコントラストが高められている。1990年前後のワープロ専用機を始め、携帯電話などに採用されて普及した。その後、さらに応答速度などが向上されたDSNT液晶が登場した。
単純マトリックス方式は、TFT液晶などに代表されるアクティブマトリックス方式に比べて構造が比較的単純なので、製造コストは安く、品質において劣るのが特徴となる。しかし、TFT液晶の低価格化に伴って、液晶ディスプレイの主流の座はすでにTFT液晶のものとなりつつある。
STN液晶
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/28 16:46 UTC 版)
STN液晶( - えきしょう、英語: Super-twisted nematic display)は液晶ディスプレイの表示方式の一つで、単純マトリクス方式を用いたものである。STN自体は液晶のモードの一つであるが、一般には表示方式と理解されている。
- 1 STN液晶とは
- 2 STN液晶の概要
STN液晶
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/01 21:54 UTC 版)
「ねじれネマティック液晶」の記事における「STN液晶」の解説
詳細は「STN液晶」を参照 偏光の回転を90度より大きくした液晶駆動方式を、超ねじれネマティック(英語: Super-twisted nematic, STN)という。 液晶には、ネマティック液晶とコレステリック液晶を混ぜたカイラルネマティック液晶を使う。 ウィキメディア・コモンズには、ねじれネマティック液晶に関連するカテゴリがあります。 表 話 編 歴 液晶 相ネマティック スメクティック コレステリック 応用液晶ディスプレイ(LCD) 液晶プロジェクタ LCOS 液晶レンズ 液晶シャッター 電子ペーパー 駆動方式TN STN VA IPS 関連技術TFT IGZO バックライト 倍速液晶 フォトニック液晶
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