S.M.L編集部
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/12 04:29 UTC 版)
「たかまれ!タカマル」の記事における「S.M.L編集部」の解説
年間部費が少なく、雑誌の売り上げと広告料で賄っているが赤字が多い。微々たるランニングコストですら痛い状況のためにエアコンが導入されておらず、夏場は部室が蒸し風呂のようになる。なおS.M.Lはその胡散臭い誌名(当初は「SMラバース」と表記していた)や、コスプレ美少女が表紙を飾っている事により、いかがわしい雑誌と勘違いされゲーム雑誌コーナーに置いてもらえない場合が多い。 ある時を境にそれまでの赤字体質から脱却し、人気雑誌になっていき規模を拡大していくものの、学生制作の範疇を超えている事態を憂慮した教頭が規模の縮小を打診してきたことがきっかけで、最終的にはS.M.Lダッシュを販売しているエンジョイ出版と合流し、廃部したものと思われる描写がある(S.M.Lの部室だったところは後に「S.M.L研究会」という部の部室になっている)。 なお、最終回にて創刊10周年であることが明らかになっている。 小笠原 隆丸(おがさわら たかまる) - タカマル 主人公。S.M.L編集部、新部長(編集長)。ゲーム雑誌の編集者になるのが将来の目標。幸地ゆきえと恋人同士で、同級生の香椎綾とは仲の良い友人。色恋沙汰には鈍感で、優柔不断になったり空回りしたりする。百刈芽衣と香椎藍が大の苦手。何かと苦労が多く、我慢の限界でキレる事もある(主に難波・百刈関連で)。蓮沼曰く、母性本能に訴えかけるタイプらしい。タカマルのコラムは割と読者に人気がある。酔うと絡む。 大学受験のため編集協力の立場になった黒田の跡を引き継ぎ、S.M.L編集部の部長(編集長)に就任。S.M.Lダッシュのとばっちりを受け、メーカーからのクレームに頭を悩ませる日々を送っていた。 エンジョイ出版合流後はそのまま社員(副編集長)として働いている。 1年生→2年生 難波 徹(なんば とおる) - 編集長 元編集長で、元相談役(名ばかり)。幼少の頃の兄弟喧嘩が原因でファミ通を恨んでおり、それ以上のゲーム雑誌を作ろうとしている。高校を4度も留年した。相談役になっても、部員からは「編集長」と呼ばれる。ヘビースモーカーでOL好き。編集部よりも自分の利害を優先する傾向があり、部の創設者ではあるが獅子身中の虫でもある。面倒くさがりだが基本的に要領が悪く、それが裏目に出て墓穴を掘る事もしばしば。それゆえ、部員達からはあまり信頼されていない。意外と子供の扱いが上手。 S.M.L編集部を活動停止の危機に陥らせた際、事件の責任と出版活動の継続のために会社組織を立ち上げる事を決意して高校を中退するものの、直後に部が危機を脱したため結局辞め損となってしまった。 その後、独自にエンジョイ出版を立ち上げ(編集長兼社長)、隔週刊のS.M.Lが発売されない週にS.M.Lダッシュなる競合誌を出版する。敢えてこの名前にしたのは理由があるらしい。 後に近野 冴と結婚。一女をもうけている。 3年生→3年生(留年)→高校中退 蓮沼 莉子(はすぬま りこ) 元副部長、兼営業、経理担当。成績優秀。スポーツ万能かと思いきや、水泳が苦手。兄と同じ医者になって、離島の地域医療に貢献することが夢。実家は金持ちだがお金にウルサく、余程の事がない限り移動手段は自転車。普段はしっかり者であるが、実はブラコンで兄の瞬の前では甘えん坊になる。トラブルのために浪人する事が決定したが、卒業後も編集部に手伝いに来る。香椎 藍を敵視している。特技の合気道を活かし、難波が部にとって不利益になるような愚行をしでかした時、制裁を加える役目を担っている。少々気が短い。 難波の設立したエンジョイ出版には唯一合流せず、夢だった離島(小笠浦諸島トーサン島)での医者(臨床研修医)になっている。 なお、彼女が入学した年にS.M.Lが創刊されている。 3年生→浪人生(宅浪) 黒田 英明(くろだ ひであき) 元部長、現在は編集協力。ゲーム以外の記事担当。さまざまなジャンルに詳しく、ハッキング(クラッキング)や、盗撮・盗聴が得意。洞察力が良く策士で抜け目がない。自分の利益(エロい衣装の写真)のために、女性に恩を売る事も。いとこである倉田 茉莉が苦手で、彼女の厳しい監視に困っている。嫌々ながら編集長にされる。意外にスタイルが良く女装が上手い。 エンジョイ出版合流後はそのまま社員(副編集長)として働いている。 2年生→3年生 幸地 ゆきえ(こうち ゆきえ) 元副部長、現在は編集協力。ゲーム記事担当。タイピングの腕は抜群に良く、雑務もこなす。誰にでもやさしいぽっちゃり体型。タカマルとは周囲が呆れるほどアツアツの恋人同士。以前はタカマルをめぐる女性問題(主に誤解が多い)に終始やきもきしていたが、現在はタカマルの事を信じており気持ちが揺らぐ事はない。押しは弱いが根は積極的。料理が得意で家庭的。食べる事が大好きで、特にケーキには目が無い。運動神経は鈍い。父親が高名な作家である影響か、口述筆記やゴーストライターが得意。香椎藍曰く、「生まれついてのドM」。気が弱い性格からか、そこを青山に付け込まれ、過度のセクハラにあう。7月31日生まれ。 エンジョイ出版合流後はそのまま社員(編集員)として働いている。タカマルとの付き合い(恋愛関係)は続いている。 過去に行われたキャラクター人気投票では、2位以下に圧倒的な大差をつけて1位を獲得した。 2年生→3年生 百刈 芽衣(ももかり めい) - モモちゃん 新副部長。専属ゲーマー。ゲームの技術はかなり高く、中学生の頃から編集部を手伝っている。一見クールだが、傲慢で、感情的になると泣き出したり暴力を振るう、外見と同様の子供染みた性格の持ち主。非常に口が悪く、嫌いな人間に対してはまるで容赦がない。その性格が災いして、タカマルや難波から恨みを買う事も少なくないが、それに対しても本人はむしろ逆恨みする場合が多い。ゆきえにしか心を開いていないため、タカマルとゆきえが近づく事を許さない。そのため折に触れてタカマルを陥れようと企むが、自惚れや勘違いで自分の首を絞めてばかりいる。それにも関わらず、部員達(特に女子)は彼女に対して非常に甘い。実はかわいい物好き。運動神経は鈍いが、唯一得意なスポーツが水泳。視力が非常に悪く、コンタクトレンズをつけてないと何も出来なくなる。酔うと抱き魔になる。 ゆきえの恋人となったタカマルへの逆恨みと、難波に失禁した写真を撮られてしまった事がきっかけで、S.M.Lダッシュ側にS.M.Lの内部情報を横流しする様になったが、鬼島を手懐けたおかげでなんとか解決した。 エンジョイ出版合流後はそのまま社員(編集員)として働いている。 1年生→2年生 倉田 茉莉(くらた まつり) 部員。営業、経理担当。黒田の2歳下のいとこで、何かと彼の世話をやいたり行動を監視したりしている。黒田を上回るハッキング技術の持ち主だが運動が苦手(100mを25秒で走る)。押しが強く、何事にも徹底している。また飲み込みも早い。黒田に好意を持っていて、色々と気を引こうとしているが、その努力は報われていない。百刈と同じ幼い体型で、キッコロ風の髪型と三白眼が特徴。小中のあだ名は巨大公共事業。 エンジョイ出版合流後はそのまま社員(編集員)として働いている。 中学生→1年生 初登場は部員になってから。 ちなみに、ファミ通DX連載のスピンオフ作品「まつりだ!マツリちゃん」の主人公でもある。なお、同作は単行本には収録されず、『近藤るるる画集 R』に書き下ろしを加えて全話収録されている。 鬼島 海(きじま かい) 華音学園中等部の男子生徒ではあるが、事実上S.M.L部員として部活動に参加している。体格が大きく力があり、車に撥ねられても軽傷で済む頑丈な体を持つ。やや暴力的で思い込みが激しい。入部目的はゲーセンの格闘ゲームで自キャラをボコボコにした相手を探して復讐するためだったため、純粋に部活動をするつもりは無かった。後に復讐の相手が百刈とわかるものの、百刈に好意を抱いていたことがきっかけで和解。そして百刈が難波に弱みを握られていることを知ると、殴るなどして難波を脅した。 エンジョイ出版合流後はアルバイトとして働いている(大学卒業後入社予定)。
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