RT6S
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「タトラRT6S」も参照 1996年に1編成が製造された、60%低床車。RT6N1と同型の車体の製造をČKDタトラが、機器類をシーメンスが担当している。リベレツで試運転が行われたのち、1998年12月から営業運転を開始したものの、ČKDタトラが破綻した事でそれ以上の製造は行われず、唯一製造された編成も機器の故障や小型車輪の摩耗の速さなどの要因で2003年に営業運転から撤退した。 形式名編成製造年全長全幅全高自重最高速度出力歯車比着席定員立席定員軌間備考RT6S 3車体連接車 1996年 26,280mm 2,440mm 3,200mm 32.6t 70km/h 120.0kW×4 ? 46人 130人 1,435mm 60%低床車 RT6S(チェコ:リベレツ)
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RT6S
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RT6N1を基に開発された部分超低床電車。片運転台の車体構造やデザインはRT6N1と共通だが、電気機器にシーメンス製のコンポーネントを採用しており、主電動機が誘導電動機に、制御装置がVVVFインバータ制御方式(IGBT素子)となった。また、動力台車もシーメンスが製造したものが用いられ、高床部分の床面高さが560 mmに抑えられた。 1996年から1997年にかけて試作車1両が製造され、同年12月にプラハ市電で試運転が実施された後、1998年からリベレツ市電で営業運転を開始した。だが、制動装置や車内の温度上昇、乗降扉や収納式スロープの故障など不具合が多発した事、シーメンス製の台車や機器の修理には多額の費用が必要だった事、そして2000年に製造元のČKDが破産した事で修理そのものが困難となった事で、2003年に運用を離脱し廃車された。 リベレツで計画されていた路面電車博物館での保存も検討されていたものの実現する事無く、10年近く車庫で保管され続けた後、2013年にヘルリコヴィツェ(Herlíkovic)のスキー場近くへ移設された。カフェやスキーのレンタル施設などスキーヤー向けの施設への改造計画があったがこちらも実現せず、2018年には再度の売却が検討されている。 車内 ヘルリコヴィツェに移設後のRT6S
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