MFMとスピン偏極STMの比較
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/23 13:46 UTC 版)
「スピン偏極STM」の記事における「MFMとスピン偏極STMの比較」の解説
種類SP-STM(スピン偏極STM)MFM(磁気力顕微鏡)得られる情報磁区 漏洩磁束 空間分解能0.1 nm 10 nm 試料-探針間距離1 nm >20 nm 利点高分解能・高感度・磁場中測定が可能 Storeされた磁気情報の観察 欠点表面に敏感 磁気力測定に原子間力が影響を及ぼす ここで、MFMとスピン偏極STMを比べると、空間分解能でMFMが劣る様に思われるが、磁気ディスクの読み出しをはじめ、記録されたデータを読むという意味では、MFMに分がある。またスピン偏極STMが磁区情報を取得すると言う意味において考えなければならないのは、熱による揺らぎによりスピンの状態がどのようになるか、そして空間分解能で0.1 nmと言ってもそれほどではないという点に注意しなければならない。
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