ラーイオス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/09 07:08 UTC 版)
ラーイオス(古希: Λάϊος, Lāïos)は、ギリシア神話に登場するテーバイの王である。長母音を省略してライオスとも表記される。 テーバイ王ラブダコスの息子。メノイケウスの娘イオカステー(エピカステーとも[1])との間に息子オイディプースが生まれた。ラーイオスがオイディプースに殺された神話は後に「エディプスコンプレックス」の語源となった。
- ^ 『オデュッセイアー』第11話271行
- ^ ヒュギーヌス第85話「クリューシッポス」では、クリューシッポスは並外れた美貌の持ち主であり、ラーイオスはネメア競技祭のときクリューシッポスを掠い、ペロプスは戦争を仕掛けて息子を取り戻したとする。
- ^ ヒュギーヌス第66話「ラーイオス」では、ペリボイアが海辺で服を洗濯しているときに捨て子を拾ったとする。
- ^ ヒュギーヌス第67話「オイディプース」では、ラーイオスはデルポイに向かう途中であり、彼の衛兵が「王に道を譲れ」と命じたのにオイディプースは無視し、これを見たラーイオスが戦車の車輪でオイディプースの足を轢いたので、オイディプースはラーイオスを馬車から引きずり下ろして殺した。
- ^ ロバート・グレーヴスやR.L.グリーンは、ラーイオスがデルポイに赴いたのはスピンクスへの対処法を求めるためだったという。
- 1 ラーイオスとは
- 2 ラーイオスの概要
- 3 参考文献
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