GHQ軍医総監による要請と東京都令第一号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 15:00 UTC 版)
「特殊慰安施設協会」の記事における「GHQ軍医総監による要請と東京都令第一号」の解説
占領軍はRAAだけでは満足せず、GHQの軍医総監と公衆衛生福祉局長サムス大佐が9月28日に、東京都衛生局防疫課長与謝野光に対して、都内で焼け残った花街5カ所と売春街17カ所に触れなら、占領軍用の女性を世話してくれと要求した。与謝野光は将校、白人兵士、黒人兵士用の仕分けの相談も応じた。 GHQは「都知事の責任において進駐軍の兵隊を性病にかからせてはいけない」と性病検診を命令し、与謝野はこれを受けて東京都令第一号と警視庁令第一号で性病予防規則を制定し、週一回の強制検診を実施した。都は、10月22日に「占領軍兵士を相手にする女性の性器の洗浄と定期的な検診の義務付け」を盛り込んだ規則を制定した。これが、戦後都政が発令した第一号の条例である。
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