DVIとHDMIの互換性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/15 04:32 UTC 版)
「Digital Visual Interface」の記事における「DVIとHDMIの互換性」の解説
HDMIはDVIを基にしたデジタル映像・音声用の新しい規格で、AV機器用に機能が付加されている。基本的なデジタル映像信号については共通であり、DVI-HDMI変換ケーブルなどで相互に接続可能であるが、いくつかの違いもある。 HDMIはアナログRGBをサポートしない。信号線もなくなっている。 フルHDを超える高解像度への対応は、DVIが信号線を増やしたデュアルリンク、HDMIは(デュアルリンク仕様の採用例が一切ないという状況を経て)シングルリンクのままでの規格のアップデートによる高速化と、方向性が分かれたため互換性はなくなった。HDMIはタイプBコネクタ(2015年現在商品化されていない)を除き、デュアルリンクをサポートしない。一部商品にHDMI(一般的なAコネクタ) - DVI デュアルリンク変換ケーブルがあるが、実際の結線はシングルリンクのみであるので注意を要する。デュアルリンクの結線には必ずHDMI Bコネクタを要する。 DVIのシングルリンクはHDMI 1.3以降(340MHz・10.2Gbps)および2.0以降の高速伝送(600MHz・18Gbps)に未対応。 DVIはデジタル音声重畳に未対応。 HDMIのみで規格化されているデジタル音声重畳などは、DVI信号を扱う機器ではサポートされない。なお規格外製品の中には、DVI端子からHDMI信号を出力してデジタル音声を内包させているものや、DVI入力コネクタではあるがHDMI規格に基づくデジタル音声信号を受け入れる機器もある。
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