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DTM音源としてのSCCとは? わかりやすく解説

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DTM音源としてのSCC

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/01 06:34 UTC 版)

SCC」の記事における「DTM音源としてのSCC」の解説

ソフトウェア添付品という側面から、市販されハードウェアとしては珍しくカートリッジ制御BIOSなどを持っておらず、マニュアル資料掲載されるなどしているわけでもなかったため、当初ユーザーからの利用困難な状況にあったユーザー制御方法知られるようになったのは、マイコンBASICマガジン1989年7月号から、MSXスナッチャー付属SCC音源カートリッジ制御するという解析記事連載したためである。連載では、完全ではないものの大部分内容解説と、それを補完するツールなどの掲載が行われている。 その後1990年MSXマガジン発表され音楽ソフトMuSICA(ソフトベンダーTAKERU販売の「MSXディスク通信'90年10月号」に収録)には、MSXスナッチャー及びSDスナッチャー付属するSCC音源カートリッジ制御演奏させる機能があった。のちに同誌で、SCC制御するためのコナミ提供の公式仕様掲載され草の根BBSなどで発表されたMGSDRVなど、フリーソフトでも対応する動き広がったSCC音源カートリッジ単体としては流通しておらず、後にスナッチャーSDスナッチャー共に中古市場プレミア扱いされたことにより正規販売されたものを入手するのは困難となり、実際流通量少なかった。しかし、コナミSCC搭載MSXゲームユーザー広く普及していたため、ゲームカートリッジゲーム起動しないよう改造して用い方法や、MSX起動後に後からカートリッジを差す方法考案された。そのため、かなり多くユーザーSCC音源自由に利用可能になっていた。ただ、MSX電源オン状態でもカートリッジ抜き差し物理的に可能だが、本体カートリッジはその動作想定して作られていないため、後者方法抜き差し時の電流信号によって精密回路破損する恐れがあった。 後差し方法については、誤動作抑えるために、Shiftキー押しながらカートリッジ差し込む方法や、PAUSEボタンシステム強制停止させている間に差しPAUSE解除する方法知られている。PAUSEボタン用い方法の方が安全性は高いといわれているが、PAUSEボタン搭載機種FS-A1シリーズ以降松下MSX機種同時以降ソニー製機種のみであり、turboRではPAUSEハードウェア的な実装変更されているので、回路タイミング停止しない。また、いずれにしても電源オン状態でスロット無理やり挿入していることには変わりはなく、故障原因となる可能性高かった。 なお、現在はMSXエミュレータSCC互換音源搭載した1チップMSXなど、SCC当の音源利用できる環境多く存在するSCC対応の演奏ソフトが普及した当時は、既にFM-PACやMSX2+の登場によってFM音源(YM2413(OPLL))もまた普及しており、標準的なMSX環境ではPSG3音+FM音源9音+SCC5音で最大17音が出せ、音を重ね合わせることで深みのある音楽奏でることが出来たFM音源搭載MSXコナミSCC搭載ゲーム組み合わせで、同時期に流通していたPC9801X68000等に比べ非常に安価かつ手軽にDTM環境構築する事が可能であった

※この「DTM音源としてのSCC」の解説は、「SCC」の解説の一部です。
「DTM音源としてのSCC」を含む「SCC」の記事については、「SCC」の概要を参照ください。

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