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DD文とは? わかりやすく解説

DD文

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/09 15:32 UTC 版)

Job Control Language」の記事における「DD文」の解説

//ddname DD DSN=datasetname,DISP=disposition,UNIT=unit,VOL=SER=volser,SPACE=space,DSORG=dsorg,DCB=dcb または //ddname DD * または //ddname DD DATA,DLM=@@ または //ddname DD SYSOUT=msgclass DSN パラメータには、アクセスまたはアロケートするデータセット名を指定する。そのデータセットカタログされていない場合、さらに UNIT パラメータVOL パラメータが必要である。区分データセットの中の1つメンバー参照指定言及する場合には、カッコ括って記述する。たとえば MY.LIBRARY(MYPROGRM) というように。もしデータセット名を指定しなかった場合は、システム1つデータセット割り当てる。このデータセット当該ステップの中でのみ維持され使用できるステップを跨って使用するが、ジョブ終了した不要な一時データセット、テンポラリデータセットを指定するときは、データセット名の先頭に「&&」を記述する。たとえば DSN=&&TEMPNAME のように。 DISP パラメータは、データセットをそこで作成するのか、既に存在するのか、ジョブ正常終了したときデータセット保存しておくのか消してしまうのか、ジョブ失敗終わったときにデータセット保存しておくのか消してしまうのか、を指定する。この DISPOSITON パラメータは、カッコ括って3つのサブパラメータがある。例: DISP=(OLD,DELETE,KEEP) - データセット既存で、ステップ成功した削除され失敗した保存される。 DISP=SHRデータセット既存で、同じタイミング時刻別のタスク読みに来るかもしれない場合。 DISP=(NEW,CATLG,DELETE) - データセット新規に作成しカタログする。ステップ失敗したら、削除されカタログはずされる。 なにも指定しない場合初期値は (NEW,DELETE) である。 UNIT パラメータVOL パラメータは、併せて記述できる。しかしここでは、シンプルな記述例を示す: UNIT=SYSDA - ダイレクトアクセスデバイス全般意味するテンポラリファイル一時データセット)への指定場合が多い。 UNIT=3390,VOL=SER=ABC123 - 特定の指定の)ダスドのパック ABC123 にアロケーションすることを指定SPACE パラメータは、ブロックトラックシリンダー単位で、1次割り振り量と2次割り振り量を指定する。および、区分データセットのディレクトリブロックの大きさ指定する。例: SPACE=(TRK,1) - 1トラックだけ割り振る2次割り振りはしないSPACE=(CYL,(50,25)) - まず最初に50シリンダー割り振り1次割り振り)、足りなければ25シリンダー15回まで割り振っていく(2次割り振り)。(それでも足りなければ容量不足ジョブ異常終了する) SPACE=(4096,(10000),ROUND,RLSE) - 4096バイトブロック10000ブロック分になるように、シリンダーサイズに近い値で割り振る使わない余ったスペース生じたら、ジョブステップ終了したときに空き部分解放する。 DSORG パラメータは、データセット編成方法指定するPS物理順次順次データセット)か、DAダイレクトアクセス)か、IS(ISAM、現在はサポートされていない)か、PO区分データセット)を指定するDCB パラメータには、プログラムがデータコントロールブロックにてこの DD ステートメント宛て指定したどのサブパラメータも指定できる通常は、RECFM サブパラメータによって、レコードフォーマット指定されることが多い。FBブロック化された固定長)、U(未定義)、V(可変長)など。 DD * は、そこから先は80バイトのカードイメージのデータである、という指定である。このデータは、1カラム目から2カラム目に /* と記述するか、次のJCLステートメント(1カラム目から2カラム目が "// " )の記述が始まることで終了する。(この記法は一種ヒアドキュメントとも考えられる) DD DATA は、DD * と同じだが、JCL ステートメント含まれる。それは、1カラム目から2カラム目に @@ が記述される行または JCL終了をもって終了される。 DD SYSOUT=msgclass は、プリント出力する先を指定する。 SYSOUT=* と指定すると、ジョブカード指定した MSGCLASS に出力される入力データ用の DD ステートメントは、下記のように連結して指定できる(コンカチ)。 //STEPLIB DD DSN=MY.TEST.LIBRARY,DISP=SHR// DD DSN=MY.TEAM.LIBRARY,DISP=SHR// DD DSN=MY.LIVE.LIBRARY,DISP=SHR

※この「DD文」の解説は、「Job Control Language」の解説の一部です。
「DD文」を含む「Job Control Language」の記事については、「Job Control Language」の概要を参照ください。

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