D班
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/11 07:48 UTC 版)
「モンキーターン (漫画)」の記事における「D班」の解説
第三回班別試験の後、特定の科目について高い成績を収めているが、他の科目などに難のある生徒だけで特別編成された班。これは意図的に坂本教官が編成した班であるが、成績の良い順からA班に配属されるためD班は一般に落ちこぼれの班であるとされていた。最終的には女子選手である小林瑞木を除く全員がSGに出場を果たすことになった。 岸本寛(きしもと ひろし) 声 - 私市淳 東京都出身。外見がドラマ『北の国から』の黒板純に似ているところから、波多野から「純」というあだ名を付けられ、周りの多くの選手からもそう呼ばれている。研修所では学科以外の成績が悪かったためD班に配属された。気弱な性格だが粘り強い努力家で、波多野からは闘志を内に秘めるタイプと言われている。 卒業後は波多野と同じ東京支部に所属。初勝利までデビューから半年近くかかるなど、波多野らに比べて伸び悩んでいたが、地道な努力で少しずつ実力を付けてSG出場を果たす。後に東京支部の後輩・光瀬明と付き合い始める。愛車はVWニュービートル。 三船正義(みふね まさよし) 声 - 大西健晴 大阪府出身。非行によって高校を中退し、学歴を問われない実力主義の競艇界に入るため研修所に入所した。気性が激しく不遜な一面もあるが、普段は正義感が強く人の心の機微に敏感で腰も低い。確かな操艇技術を持っていたが、カナヅチのため転覆を怖れて全速ターンができず、D班に配属された。 卒業後は大阪支部に所属、理論的な技術とクリーンなレース展開で好成績を重ね、関西若手の注目株として脚光を浴びる。そのスタイルについて榎木祐介から「ワンパターンで意外性がない」と評される一方で、若手ながら無駄のない勝ちパターンを確立していることについて高く評価されていた。 趣味はバイクで、愛車はヤマハロードスターウォーリアー。波多野と並ぶバイク愛好家で、波多野とバイクメーカーの話で口論になることもある。競技ヘルメットは鷲をあしらったデザイン。高校時代はバスケットボール部に所属していた。 河野一実(こうの かずみ) 声 - 谷山紀章 福井県出身。研修所入所時点で21歳で既に妻子もおり、同期の中では兄貴分として皆に慕われていた。入所前は自動車整備士として働いていたため、モーター整備にかけては群を抜いた技量を誇る。賃金の低い整備士の仕事に見切りをつけ、収入の良い競艇選手になるため研修所に入所した。卒業後は福井支部で犬飼のグループに所属、一時は洞口親子の開発した新プロペラのコピーに傾倒し勝率を落としていたが、その後周囲の励ましによって立ち直り、最終的にはSGに出場するようになった。 勝木景虎(かつき かげとら) 声 - 樫井笙人 香川県出身。本栖研修所では「無口王」と称されるほどに非常に寡黙で、必要最低限の言葉以外は殆ど喋らないが、負けん気はかなり強く冷静な分析力も持ち合わせている。卒業後は香川支部で蒲生と同じペラグループに所属。プロペラ製作の腕を生かして蒲生にプロペラを提供する一方、蒲生から整備・操艇技術を教わり、やがてSGにも出場するようになった。 小林瑞木(こばやし みずき) 声 - 豊嶋真千子 広島県出身。三度目の受験で初めて入所試験に合格した。82期生の女子選手の中では一番スタイルが良い。学科の成績は良かったが操艇技術に難があり、D班に配属された。努力家だが気弱・悲観的な性格をしている。青島と仲が良く、青島からは「みっちゃん」と呼ばれている。 卒業後は広島支部に所属、波多野や洞口ら同期が出世していく中でひとり成績が伸び悩み、引退まで考えていたが、波多野と河野から教えられたモンキーターンを習得して立ち直り、後には女子王座の準優勝戦まで進出している。社交的な性格のため、女子選手から好かれている。
※この「D班」の解説は、「モンキーターン (漫画)」の解説の一部です。
「D班」を含む「モンキーターン (漫画)」の記事については、「モンキーターン (漫画)」の概要を参照ください。
- >> 「D班」を含む用語の索引
- D班のページへのリンク