JM7【JM7】(果樹)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第7444号 |
登録年月日 | 1999年 9月 21日 | |
農林水産植物の種類 | りんご | |
登録品種の名称及びその読み | JM7 よみ:JM7 | |
品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 吉田義雄、土屋七郎、副島淳一、定盛昌助、羽生田忠敬、真田哲朗、樫村芳記、増田哲男、別所英男、小森貞男、伊藤祐司 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「マルバカイドウ(セイシ)」に「M9」を交配して育成されたもので, 枝梢が太く,葉身の長さが中で,果重が27g程度の,栄養繁殖の容易な,育成地(岩手 県盛岡市)において10月上中旬に成熟する台木用品種である。樹姿は開張,樹の大きさは小, 樹勢は中、枝梢の太さは太,節間長は中, 皮目の大き さは大,多少は中,枝梢の毛じの多少は無~僅かである。葉身の形は中間,葉縁の鋸歯 は鈍鋸歯,葉身の大きさは中,葉色は濃緑,毛じの多少は少,たく葉の形は円,長さは 長,葉柄の長さは短である。果実の外観は円錐,王冠は無,がくの開閉は閉,がくあの 深さは極浅,こうあの深さは浅,広さは中,果実の大きさは極小,果皮の地色は黄緑, 果皮を被う色は黄,果皮を被う色の型は縞不明,さびの量は無~僅か,果点の大きさは 小,密度は高,スカーフスキンは無,果皮の光沢は強,ひびは無,粗滑の程度は中,果 梗の長さは長,太さは極細,果心の形は円錐,果肉の色は黄,褐色化は強,硬さは中, きめは粗,蜜の多少は無~僅か,甘味は高, 酸味は強, 渋みは有,香気は少,果汁の多 少は中, 種子の数は中,形は倒卵,大きさは小である。発芽期は中,開花期は晩, 落葉 期及び成熟期は中である。挿し木による栄養繁殖の難易は易, 接木後の樹勢は矮性であ る。「M26-EMLA」と比較して,果実が小さいこと, 果皮を被う色が黄色であるこ と,酸味が強いこと, 成熟期が遅いこと, 挿し木による栄養繁殖が易しいこと等で, 「M9-EMLA」と比較して,果実が小さいこと,酸味が強いことこと, 成熟期が遅 いこと, 挿し木による栄養繁殖が易しいこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は, 昭和47年に農林省園芸試験場盛岡支場(現 農林水産省果樹試験場リン ゴ支場(岩手県盛岡市))において, 「マルバカイドウ(セイシ)」に「M9」を交配 し, 翌年は種, 59年に選抜, 60年から「リンゴ台木盛岡7号」の系統名で系統適応性検 定試験を行い, 平成7年に最終選抜して育成を完了したものである。なお, 出願時の名称は「リンゴ台木盛岡7号」であった。 |
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