JM2【JM2】(果樹)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第8223号 |
登録年月日 | 2000年 7月 31日 | |
農林水産植物の種類 | りんご | |
登録品種の名称及びその読み | JM2 よみ:JM2 | |
品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 吉田義雄、土屋七郎、副島淳一、定盛昌助、羽生田忠敬、真田哲朗、樫村芳記、増田哲男、別所英男、小森貞男、伊藤祐司、阿部和幸、古藤田信博 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「マルバカイドウ(セイシ)」に「M9」を交配して育成されたものであり,樹姿が中間,枝梢の太さが中,葉が長い,果実が極小で栄養繁殖の容易な台木用品種である。樹姿は中間,樹の大きさは小, 樹勢は中である。枝梢の太さは中,節間長は短,皮目の大きさは大,多少は少である。短果枝の着生(結果習性)は枝の先端,えき花芽の着生は少である。葉身の形は円,大きさ(葉身の長さ)は長,葉色は濃緑,たく葉の形は長円,長さ及び葉柄の長さは中,太さは太である。花の大きさは中,色(蕾の色)は濃桃,花弁の形は長円,やくの色は濃黄である。果実の外観は扁円,王冠は無,がくの開閉は閉,がくあの深さは浅,広さは広,こうあの深さは浅,広さは中,果実の大きさは極小,果皮の地色は黄緑,果皮を被う色は黄,被う色の型は縞不明,さびの量は無~僅か,さび状果点は無,果点の大きさは小,密度は中,スカーフスキンは無,果皮のろう質は中,粗滑の程度は滑である。果梗の長さは長,太さは細,肉こうの有無は無である。果心の形は平円,大きさは大,果肉の色は黄,果肉の褐色化は強,硬さはやや軟,きめは粗,蜜の多少は無~僅か,甘味は低, 酸味は強, 渋味は有,香気は少,果汁の多少は中である。種子の形は倒卵,大きさは小である。発芽期は早,開花期は中, 成熟期は早で育成地(岩手県盛岡市)では9月上中旬である。挿し木による栄養繁殖の難易は易, 接木後の樹勢は中である。「JM1」と比較して,皮目が少ないこと,短果枝の着生(結果習性)が枝の先端であること等で,「JM8」と比較して,短果枝の着生(結果習性)が枝の先端であること,発芽期が早いこと等で,「JM5」と比較して,短果枝の着生(結果習性)が枝の先端であること,えき花芽の着生が少ないこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和47年に農林省園芸試験場盛岡支場(現農林水産省果樹試験場リン ゴ支場(岩手県盛岡市))において,「マルバカイドウ(セイシ)」に「M9」を交配し, 翌年は種,59年に選抜,60年から「リンゴ台木盛岡2号」の系統名で系統適応性検 定試験を行い,平成9年に最終選抜して育成を完了したものである。なお,出願時の名称は「リンゴ台木盛岡2号」であった。 |
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