かしま‐おどり〔‐をどり〕【鹿島踊(り)】
鹿島踊り
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/19 15:27 UTC 版)
鹿島踊り、鹿島踊(かしまおどり)とは、茨城県鹿嶋市の鹿島神宮に端を発し、千葉県、及び神奈川県西部から、静岡県伊豆半島東海岸にかけてを中心に分布する、各神社の例祭において青少年もしくは成人男子達(茨城および千葉の一部地域においては女子・女性達)によって踊られる集団民俗舞踊。歴史的に本来別系統の弥勒踊り、弥勒踊(みろくおどり)と混合・融合しており、これが別称として用いられたり[1][2]、両者を別々に看做すとしてもひとまとめで扱われることが多い。千葉県南部(安房地方)周辺ではミノコ踊りとも呼ばれる。
- 1 鹿島踊りとは
- 2 鹿島踊りの概要
鹿島踊り
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 03:21 UTC 版)
鹿島踊りは、相模湾西岸、小田原西部から伊豆北川までのいずれも石材産出にかかわった地域の22社で行われる悪疫退散とともに大漁や海上安全を祈願する神事。各地に伝えられる鹿島踊りの態様はそれぞれ多少の違いがあるが、貴船まつりの鹿島踊りは、他地域が白装束で頭に烏帽子をかぶるのに対して浴衣に揃いの手甲で飾り、無帽である。これは、真鶴に自然の良港があり、江戸時代初期からその文化が流入して、昔から「小江戸」と呼ばれたほど華やかさを誇っていた地域性を反映したものであり、当初の白装束はいつの間にか俗化してあでやかな女装化をとってきたものと思われ、真鶴の開放的な指向がうかがわれる。「貴船まつりは、鹿島踊りに始まり鹿島踊りに終わる」とさえ言われるほど、祭りに密着し、見どころの一つとなっている。
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