高機能化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/27 15:09 UTC 版)
核酸構造の修飾だけでは理想的なアンチセンス効果は期待できない。そのためASOの分子設計のひとつの方向性としてASOの高機能化があげられる。高機能化では高分子医薬品で利用される様々なDDSの技術が用いられる。脂溶性物質やPEG、膜透過性ペプチド、抗体などをコンジェゲートすることで経口投与可能なASOや血液脳関門を通過するASOなどをデザインするのが目的である。代表的なコンジュゲート物質として脂溶性分子やビタミン、ポリアミン・カチオン性基、膜透過性ペプチド、糖鎖などは細胞内への移行性を改善させるために用いる。切断活性を有する基などを用いてプロドラック化なども検討される。
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高機能化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 15:27 UTC 版)
「エレクトロニックフラッシュ」の記事における「高機能化」の解説
小型フラッシュ、特にクリップオンタイプでは高機能化が著しい。以下、代表的な機能を挙げる。 自動調光機能(オートフラッシュ) フラッシュ光を被写体に当てた際に返ってくる反射光を測定し、その測定値に応じて光量を自動的に設定することで発光量を調整する。初期のころは、フラッシュに内蔵された受光部によって測定する外光式オートが主流だったが、現在ではカメラ内のセンサーが直接フィルムやイメージセンサーに写る被写体像の明るさを測定するTTLオートが主流となっている。さらに最新型ではTTLオートの発展として、シャッターが切られる直前に一瞬発光を行い(プリ発光)、カメラで瞬時に測光して演算し、それに応じた光量で本発光を行なう方式が実用化されている。 ハイスピードシンクロ撮影(FP発光) フォーカルプレーンシャッターを搭載したカメラで高速シャッター速度で撮影をする際、シャッタースリットが全画面を通過する間フラッシュを発光し続けることでフラッシュ同調を可能にする。 スローシンクロ 夜景など暗い背景に立つ人物などをフラッシュ撮影した場合、近くの人物はフラッシュ光で明るく写るものの、背景は暗いままで写ってしまう例がある。これを解消するために、主対象はプリ発光などのフラッシュ光、背景は定常光、と個別に測光して、遅めのシャッター速度を設定してフラッシュの調光を行なうことで、人物を適正な明るさとしながら夜景の自然な雰囲気を生かした仕上がりとなる。ただしシャッター速度が遅くなる(開く時間が長くなる)ことで同時に、手ぶれ(フラッシュ光だけが届いた被写体のみが止まり、他の全体がぶれる)や被写体ぶれ(人物の輪郭がぼやける)が発生する可能性も高まる。 後幕シンクロ フォーカルプレーンシャッターのXシンクロ時間よりも遅いシャッター速度を使う際に、通常はシャッター先幕が全開した直後のタイミングでフラッシュ発光を行なうが、後幕が走行を始める直前に発光を行なうことを後幕シンクロという。長時間露光の際に、例えば自動車のテールランプの光跡を残した後に車体が写される、などの効果が得られる。これを一般的な先幕シンクロで撮影すると、光跡と車体が重なってしまう。 ワイヤレスフラッシュ/多灯フラッシュ 赤外線や電波による同時発光機能付きのフラッシュを使うことで、ケーブルを使わず本体とフラッシュを離してフラッシュ撮影を行なったり、複数のフラッシュを組み合わせて撮影したりすることができる。また、別のフラッシュが発光するとその光を検出して自身も発光する『スレーブ発光機能』を備えるフラッシュもある。この方式では、スレーブ発光させるフラッシュにその機能があれば、カメラに直接取り付けられているフラッシュはどのようなものでも良い。2007年現在ではシンクロ端子のないコンパクトカメラの内蔵フラッシュの発光に同調して発光させるため、小型フラッシュでもこの機能を備えている。スレーブ発光機能のないフラッシュでも、市販のスレーブユニットを装着すればスレーブ発光させる事が可能である。
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