たか‐みくら【高▽御▽座】
高御座
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/28 00:27 UTC 版)
高御座(たかみくら)は、日本の天皇の玉座[1]。皇位を象徴する[2] 調度品で、歴史的で伝統的な皇位継承儀式の即位の礼において用いられ、皇位と密接に結びついている[3]。現在の高御座は、皇后の御座所たる御帳台とともに京都府京都市の京都御所紫宸殿に常設されている。
- ^ 『ブリタニカ国際第百科事典』
- ^ 「牽牛子塚古墳の発掘成果を考える (PDF) 」今尾文昭(奈良県立橿原考古学研究所総括研究員)
- ^ “衆議院議員小森龍邦君提出即位の礼、大嘗祭に関する質問に対する答弁書” (PDF). 衆議院 (1990年11月20日). 2013年2月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年7月31日閲覧。
- ^ 末松(2010)
- ^ 上島(2001)p.260-262
- ^ 折口信夫「高御座」(国学院雑誌第三十四巻第三号 1928.3)
- ^ 川本重雄 (2009年6月8日). “宮殿建築の空間と儀式に関する歴史的研究” (PDF). 科学研究費助成事業データベース. 2013年7月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年10月8日閲覧。
- ^ 吉江崇「律令天皇制儀礼の基礎的構造-高御座に関する考察から-」『史学雑誌』112-3(2003年)(改題所収:「天皇の座と儀礼構造-高御座に関する考察から-」吉江『日本古代宮廷社会の儀礼と天皇』(塙書房、2018年) ISBN 978-4-8273-1293-5) 2018年、P11
- ^ 仁藤敦史「古代都城の首都性」(『年報都市史研究』1999年)
- ^ 和田萃京都教育大名誉教授(日本古代史)[1](asahi.comマイタウン・奈良「大極殿は何に使われたの?」2010.4.28)
- ^ 一条経通「玉英」建武四年(1337年)十二月二十八日条「此日天皇於太政官正庁有昇壇践祚、即被追仁治三年佳摸也」
- ^ 和泉雅人「麒麟考日本編」(慶應義塾大学藝文学会2002.6)P.304
- ^ 西村慎太郎「災害による朝廷儀式記録の消失と高御座の再生」(国文学研究資料館紀要2016.03)
- ^ 所功「高御座の来歴」(別冊歴史読本『古式に見る皇位継承「儀式」宝典』新人物往来社)[2][3](H.2.2.23)P.159
- ^ 一部の過激派勢力が高御座をターゲットに絶対阻止、輸送阻止あるいは爆砕というようなことを非常に強力に主張していたためとされる。国会議事録118回参議院内閣委員会(平成2年6月21日)
- ^ 陸上自衛隊 第1ヘリコプター団 ヘリ団の任務。なお自衛隊による輸送は空輸任務についてであり、京都御所から基地まで、および立川基地から御所までの輸送は担当していない。
- ^ “高御座を東京に移送 「即位礼正殿の儀」に向け初の陸送”. 産経新聞. (2018年9月26日) 2018年9月26日閲覧。
「高御座」の例文・使い方・用例・文例
- 高御座に即き給う
高御座と同じ種類の言葉
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