風の松原
●よく聞ける時期 ●よく聞けるところ ●寄りみち | 能代市街地をやさしく包み込んでいる黒松林の「風の松原」は、秋田県の北西部に位置する能代海岸砂防林の愛称である。その規模は南北14キロにわたってつづく松林で、日本の五大松原の一つにかぞえられている。 日本海から吹きつける潮風(北西風)と飛砂に背を向けて同じように傾く松林は、砂防林の役目を十分に果たすとともに、四季折々の散策、くつろぎの場、憩いの場として、市民生活と深い関わりを持っている。 黒松林を吹き抜ける風に枝々がいっせいにざわめき、風の音と松の音が渾然一体となって「松籟」という音風景をつくりだす。季節、場所、樹齢によって微妙に違う松籟はまさに千変万化である。 |
列車=JR五能線能代駅から徒歩で25分(タクシーで5分)、またはJR奥羽本線東能代駅からタクシーで20分。 |
風の松原
風の松原
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/26 13:50 UTC 版)
風の松原(かぜのまつばら)とは、秋田県能代市の海岸に面した約700万本のクロマツによる海岸防災林のことである[1]。760haの全域が保安林に指定されており、砂防林、防砂林、防潮林、防風林などの複合的機能を持つ。保健保安林でもあり、林内には、サイクリングコースやジョギングコースが設けられ市民の憩いの場にもなっている。
- ^ 風に学んで(能代海岸防災林の造成の記録) 東北森林管理局米代西部森林管理署 (2021年11月29日閲覧)
- ^ ふるさと小紀行[能代市・はまなす展望台]地域を一望、憩いの場|秋田魁新報電子版(2017年8月4日閲覧)
- ^ a b 砂防林の古今|北羽新報(2021年11月29日閲覧)
- ^ a b 大野泰宏「能代の街を飛砂から守る海岸防災林造成事業(風の松原)(秋田県 能代市)」『水利科学』第59巻第6号、水利科学研究所、2016年、140-154頁、doi:10.20820/suirikagaku.59.6_140、ISSN 0039-4858、NAID 130006836731、2021年11月29日閲覧。
- ^ 対策奏功、松くい虫被害減少 北羽新報(2021年11月29日閲覧)
- 1 風の松原とは
- 2 風の松原の概要
- 3 マツクイムシによる被害
固有名詞の分類
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