青函トンネル関連
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/15 10:20 UTC 版)
津軽線の中小国駅(実際の分岐点は新中小国信号場)から江差線木古内駅まで青函トンネルを挟む87.8kmの路線が海峡線として開業し、更に営業用の愛称として青森駅 - 函館駅間が「津軽海峡線」と定められた。なお開業日の3月13日には青函連絡船と海峡線が同時営業を行ったため、青森駅 - (津軽海峡線) - 函館駅 - (青函連絡船) - 青森駅という一周片道乗車券が購入できた(列車と連絡船の利用順を入れ替えたり、函館駅発の逆周りも可)。 これに伴い、下記のような本州と北海道を結ぶ旅客列車が新設された。 寝台特急列車「北斗星」(2往復):上野駅 - 札幌駅間 夜行急行列車「はまなす」(1往復):青森駅 - 札幌駅間 昼行快速列車「海峡」(8往復):青森駅 - 函館駅間 昼行特急列車「はつかり」(2往復):盛岡駅 - 函館駅間(青森駅 - 函館駅間延長)上記の昼行列車2つは2002年(平成14年)12月1日に「白鳥・スーパー白鳥」に再編された。また、北海道新幹線開業に伴い2016年〈平成28年)3月26日をもって在来線旅客列車は全て廃止された(貨物列車は継続)。 寝台特急列車「日本海」1・4号(1往復):大阪駅 - 函館駅間(青森駅 - 函館駅間を延長、2006年〈平成18年〉3月18日 青森駅 - 函館駅間が廃止)
※この「青函トンネル関連」の解説は、「一本列島」の解説の一部です。
「青函トンネル関連」を含む「一本列島」の記事については、「一本列島」の概要を参照ください。
青函トンネル関連
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/15 10:20 UTC 版)
青函トンネルが開通したことにより、青森・函館間は従来約4時間かかっていたものが約2時間に短縮された。その結果本州と北海道各都市間の到達時間も全て短縮されることになった。しかし青森と函館の間はもともと長いトンネルを挟んだ過疎地であり、津軽海峡線に限れば沿線地域に対する影響は少ないと言える。そのため、2002年(平成14年)12月1日のダイヤ改正で青函トンネルを通る快速列車・普通列車は運行されなくなり、青森 - 函館間を通して運転されるのは特急列車のみとなっている。 なお津軽海峡線は当初もの珍しさもあって盛況であったものの、当時は高価だった本州と北海道を結ぶ航空便が利用しやすくなったことなどから、次第に利用客数が減少し、1996年には青函連絡船最後の年である1987年の水準を下回ることになった。ただ、寝台特急「北斗星」(2015年廃止)や「カシオペア」(2016年廃止)、「トワイライトエクスプレス」(2015年廃止)など根強い人気がある豪華列車が往復し、JR各社の収入源の一部となっていた面もある。 また国鉄分割民営化(JR各社発足)後、国鉄時代には減退気味だった貨物輸送が拡大に転じた要因のひとつにもなった。貨物特急スーパーライナーの中でも東京 - 札幌間の便は花形路線であり、その運行効率化に沿って機関車の開発も行われてきている。また近年のモーダルシフトの流れから、航空便よりも低い環境負荷で本州から北海道内陸部の札幌までシームレスに輸送できる手段として注目されている。 また、2005年(平成17年)には北海道新幹線の先行建設区間として青函トンネルを含む新青森駅 - 新函館北斗駅間が着工され、2016年(平成28年)3月26日に開業した。
※この「青函トンネル関連」の解説は、「一本列島」の解説の一部です。
「青函トンネル関連」を含む「一本列島」の記事については、「一本列島」の概要を参照ください。
- 青函トンネル関連のページへのリンク