陳情書
陳情書
陳情書
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/23 05:45 UTC 版)
各身分の選挙人集会で選挙人は請願陳情書(cahier de doléances)を作成し、代表に提出を依頼する。これが選挙の最も重要な側面にさえなっていた。各バイイ裁判区の代表はこの請願陳情書を一次および二次選挙人が作成したその他の陳情書とともに三部会へ持ちこむ。身分集会では各バイイ裁判区の陳情書は各身分の陳情書に盛り込まれて統一陳情書(cahier général)となり、国王に提出され親臨会議で回答される。1484年三部会のように三身分が共同で審議した場合は統一陳情書は一通になり、別個に審議した場合は各身分ごとの三通となる。この合同陳情書の作成が三部会の主な仕事(la grande cause)となる。 この方法によって三部会はおびただしい王令のための資料を供給したが、国王は常に陳情書に含まれる提案を採用する訳ではなく、そしてしばしば王令へ組み込む際に修正がなされた。これらの文書が修正王令(ordonnances de reforme)で、陳情書の要求に応じた最も多岐にわたる案件を扱っていた。しかしながら、これらは多くの場合、遵守されなかった。この種の最後の王令が1614年三部会の陳情書を取り入れ、またその後の様々な集会を勘案した1629年の大王令(grande ordonnance )である。
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