阿修羅一派
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/08 02:12 UTC 版)
阿修羅(あしゅら) 選挙戦の表には決して姿を現さない覆面選挙参謀。 汚い手で対立候補を陥れることを得意とする。かつて光明の祖父と選挙戦を繰り広げ、勝利した。光明の祖父はその選挙戦の心労と高齢とが重なり死亡してしまったために、光明にとって彼は祖父の仇とも言える存在である。特徴として大きな福耳を持っている。存在が語られてからしばらくはシリアスな悪役として扱われていたが、市長選が大詰めになるにつれ失敗を繰り返すコメディリリーフ的扱いへと移行していく。 実は父、兄妹の3人で阿修羅であり、坂上陣営にボランティアとして潜伏していた(全員福耳であり、髪で隠していた)。市長選挙ではその卑劣極まりない作戦で何度も坂上、不破陣営を窮地に追い込むが、最終的に光明によって失脚に追い込まれる。 ご隠居(ごいんきょ) 謎の老人。脱税を繰り返して築き上げた莫大な財産を持っており、山羊に餌として一万円札を食わせるほど。その正体は市長を裏から操り、市の財産を食い潰そうとしている悪党である。 自分の思い通りにならない坂上や不破を敵視し、阿修羅を雇うが、阿修羅が(クニミツや光明に邪魔されて)いい仕事をしないので苛立っている。 最終的には坂上の選挙カーを爆破し、不破に当選させようと自ら動くが、脱税で貯め込んだ金の隠し場所を国税局に嗅ぎ付けられ(情報源はヤスのタレコミ)、査察に入られて引導を渡される事になった。 水城真紀(みずしろ まき) 光明の助力によって県会議員に当選。議員を辞職し坂上、不破に続く第三の勢力と思われたが想像以上のパフォーマンスを繰り返す二名の存在に焦った結果、起死回生を狙って市長選を前にした政治論説イベントでかつて光明から教わっていた禁断の策「チッチョリーナ・プラン」を実行に移す。これはチッチョリーナの格好をして面白おかしくパフォーマンスをするというものなのだが、本来この策は何の後ろ盾もイメージもない無名であった彼女であるからこそ有効な策であり、元県会議員という真面目な肩書を背負った彼女のイメージを瓦解させてしまうものだったために、有権者(特にメインの票田と見込んでいた農家のおばちゃんたち)からの反発を買いあっさり自滅した。政治基盤と金銭を得るために「ご隠居」をバックにしていたが、自滅の責を負ってご隠居に文字通りの意味でペット同然・捨て駒程度に扱われる。 また、ご隠居の意を受けて、不破陣営と坂上陣営の仲たがいを試みるも見破られて、公然の前で恥をさらすこととなる。 松平良太郎(まつだいら りょうたろう) 水城の代わりとしてご隠居が新千葉ヶ崎市に送り込んだ刺客。 本業は演歌歌手(一度だけレコード大賞候補になったことのある、いわゆる一発屋)であり、演歌歌手の知名度を利用して「清き一票入れましょブギ」という歌を使って公職選挙法スレスレの選挙運動を行う。阿修羅一派が妨害工作にのみ専念して放置気味になったことで、自力で策が練れないこともあってあまり目立たなくなり、やがてご隠居にも相手にされなくなる。ちなみに、この頃にはコンサート会場の人入りはかなり少なくなっていた。
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