野球浪人時代編(ゴルフ編)(単行本43巻-49巻)
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逮捕後、野球界からの永久追放は確実と見られていたが、甲斐が野球賭博に関わったというのは実は暴力団にはめられたこと、更には今を助けるため殺人未遂を犯すまでに追い詰められたという甲斐の主張もあり、佐伯コミッショナーは甲斐に無期謹慎を言い渡し、自らの家に引き取り再教育を施すことを宣言。しかしその謹慎中に、甲斐は佐伯コミッショナーの息子の扇動に乗る形でゴルフを始め、日本のゴルフ界を牛耳っていたビッグ緒方(ジャンボ尾崎がモデル)一派の中核である「小政」こと政木渉、「大政」こと政岡尚一を次々と撃破、最後はビッグ緒方本人にも勝利する(この結果ビッグ緒方は日本ゴルフ界から追放となったとされる)。 そしてビッグ緒方との対決が終わるや否や、またもや問題が発生。今度は大阪ジョーズの福富オーナーが、ジョーズの母体企業の経営難を解消するためにメジャーリーグのロサンゼルス・ブルースターズに甲斐を売ろうとするが、甲斐は自分の意思ではないとこれを拒否。甲斐は、彼を何としてでも獲ろうとしていた東京シャイアンズを利用し、ジョーズから自由契約を勝ち取る。 自由契約後、シャイアンズとの約束を破ったため、甲斐は日本では契約を結べなくなってしまった(甲斐が「自分が自由契約になったら、伝統のあるセリーグの球団でやりたい」と、シャイアンズの高力オーナーに伝え、高力の助力もあり甲斐は自由契約となった。直後、高力は甲斐にシャイアンズに入るように求めたが甲斐は「別にシャイアンズだけが伝統のあるチームちゃう」と言い、高力の怒りを買ってしまい、高力の圧力により再度オーナー会議が開かれた結果どの球団とも契約が結べなくなってしまった)。佐伯コミッショナーも甲斐を再教育することを諦め「曲がった幹のまま太くなっていけばいい」と謹慎を解除したため、甲斐は半ば追放された形となった日本球界を後に、新規に契約する球団をメジャーリーグに求め渡米した。
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