かだい‐ひょうか〔クワダイヒヤウカ〕【過大評価】
過大評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/18 07:04 UTC 版)
「ウェブブラウザの利用シェア」の記事における「過大評価」の解説
すべてのリクエストはユーザーによって生成されるとは限らない。例えば、ユーザーが入力しなくても一定時間ごとにリクエストを行うユーザーエージェントが存在する。このような場合、このユーザーの行動は過大評価の可能性がある。 以下にいくつかの例を挙げる。 特定のアンチウィルス製品は、ユーザーエージェントを有名なブラウザに見えるように偽装する。これは、攻撃用のサイトがアンチウィルス製品に対しては“安全なコンテンツ”を送信し、ウェブブラウザに対しては危険なコンテンツを送信する可能性があるためである。ユーザーエージェントを偽装して攻撃用サイトを騙すことによって、ウェブブラウザに対して送信されるコンテンツを検査することができる。The Registerが2008年に行ったレポートによれば、AVG Linkscannerからのトラフィックは、IE6のユーザーエージェントを使用している。これは、人によるクリックを10倍近く上回る。 ブラウザをアップグレードもしくは変更した直後にサイトに再訪問したユーザーは、2重にカウントされる可能性がある。ブラウザの新しいバージョンをリリースした時点における数は正確ではない。 時々、ウェブサイトが特定のブラウザを事実上除外するように書かれることがある。1つの理由として、テストを行うブラウザの数が限られていることが挙げられる。こうしたサイトの所有者は、テストされたブラウザの使用を強要し、そのブラウザにだけコンテンツの表示を許可する。さらに、他のすべてのブラウザに“失敗”のメッセージを送り、他のブラウザを使うように指示する。 テストされていないブラウザの多くは、別の方法でコンテンツを表示できる可能性がある。知識のあるユーザーはサイトにアクセスするために、アクセス可能なユーザーエージェントに偽装することがある。 Google Chromeを含むいくつかのブラウザでは、ページのリソースをあらかじめ読み込むことで素早くページを表示できる。この手法はプリレンダリングまたはプリロードと呼ばれる。プリロードを使用するブラウザの統計値は、結局表示されないページのプリロードが原因で、水増しされる可能性がある。
※この「過大評価」の解説は、「ウェブブラウザの利用シェア」の解説の一部です。
「過大評価」を含む「ウェブブラウザの利用シェア」の記事については、「ウェブブラウザの利用シェア」の概要を参照ください。
「過大評価」の例文・使い方・用例・文例
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品詞の分類
名詞およびサ変動詞(評価) | 特別扱い 評価 過大評価 礼讃 他人扱い |
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