「通詞(ツウジ)」の意味や使い方 わかりやすく解説 Weblio辞書

通詞とは? わかりやすく解説

556の専門辞書や国語辞典百科事典から一度に検索! Weblio 辞書 ヘルプ

つう‐じ【通事/通詞/通辞】

読み方:つうじ

[名](スル)

通訳。特に、江戸時代外国貿易のために平戸長崎置かれ通訳商務官唐通事オランダ通詞があった。通弁

民事訴訟で、言葉通じない陳述人のために通訳を行う者。刑事訴訟では通訳人という。

間に立って取り次ぐこと。また、その人

お手が鳴らば猫までに—させよ」〈浮・男色大鑑・八〉


通詞

読み方:ツウジ(tsuuji)

江戸時代長崎地役人

別名 通事


通詞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/28 16:30 UTC 版)

通事/通詞(つうじ)とは、江戸幕府世襲役人で公式の通訳者のことである。中国との貿易及びポルトガルスペインとの南蛮貿易の際の通訳に始まり[1][2]、それぞれ唐通事、南蛮通詞と呼ばれた[3]。ポルトガルとの交易が禁止され、1641年(寛永18年)にオランダ商館が平戸から長崎出島に移されて、オランダ交易が主流になると南蛮通詞は阿蘭陀通詞と呼ばれるようになった[3]。一般的に「通事」は唐通事を、「通詞」は阿蘭陀通詞(オランダ通詞、蘭通詞)を指し、漢字の使い分けがなされた[1][2]。そのほか、通辞通弁などとも書き、出島役人などとも言う。

蘭学などが彼らによって日本に入ってきたように、西洋文化受容の受け皿となっていた。

文化5年(1808年)のイギリスフェートン号事件嘉永6年(1853年)のロシアプチャーチンの来航など、諸外国が日本との国交を求めるようになると、通事/通詞たちは英語ロシア語の習得を命じられるようになった。こうして育成されたロシア語通辞は、ロシア人だけでなく得撫島以北の南千島アイヌと北千島アイヌとの通訳も担った。こうした千島アイヌの多くは母語である千島アイヌ語の他に第二言語としてロシア語を話すことが多かったためである[4]

長崎版

嘉永元年(1848年)に舶来した印刷機をもとに、品川藤兵衛、楢林定一郎、本木昌造、北村元助らの案で、長崎奉行所の西役所に活字版摺立所が設立された。そこで印刷された欧文出版物群を長崎版と呼ぶ。

安政4年(1857年)には、江戸町五ケ所宿老会所に移転。活字鋳造を試みるなど、西洋技術の導入が試みられ、後の築地活版印刷へとつながっていく。

脚注

  1. ^ a b 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」 『通事/通詞 (つうじ)』 コトバンク
  2. ^ a b 長崎Webマガジン ナガジン! 『唐通事と阿蘭陀通詞』 長崎市
  3. ^ a b 原田 博二「阿蘭陀通詞の職階とその変遷について」『情報メディア研究』第2巻第1号、情報メディア学会、2003年、45-55頁、ISSN 1349-3302 
  4. ^ 谷口雅春. “安場保和、北千島へ”. 北海道マガジン「カイ」. ノーザンクロス. 2025年2月27日閲覧。

関連文献

関連項目

外部リンク


「通詞」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「通詞」の関連用語

1
蘭通詞 デジタル大辞泉
100% |||||


3
94% |||||


5
オランダ通詞 デジタル大辞泉
70% |||||

6
大通事 デジタル大辞泉
70% |||||

7
小通事 デジタル大辞泉
70% |||||

8
稽古通事 デジタル大辞泉
70% |||||



通詞のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



通詞のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの通詞 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS