つい‐とう〔‐タウ〕【追討】
征伐
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征伐(せいばつ、conquest または subjugation)とは、反乱を起こした勢力を鎮圧したり、反社会的な犯罪集団・賊などを、武力で処罰(懲罰)したりすることをいう。
- ^ 武田忠利「歴史用語と歴史教育」(『歴史学研究 第628号』に収録)1992年1月
- ^ 藤木久志『豊臣平和令と戦国社会』東京大学出版会、248から253頁、 1985/5、ISBN 4130200739 ただし「朝鮮征伐」に関してのみの論考。
- ^ 東京堂出版『日本中世史研究事典』1995年
- ^ 鄭求福「壬辰倭乱の歴史的意味-壬辰倭乱に対する韓・日両国の歴史認識-」2005年(『日韓歴史共同研究報告書』日韓歴史共同研究委員会 第1期(2002-2005年) 第2分科(中近世))[1]
- ^ 『上泉信綱伝新陰流軍学「訓閲集」』(スキージャーナル株式会社、2008年)p.188.
- ^ 寺田英子『古事記の植物』文芸社。
- ^ 『太平記』
- ^ 児玉幸多編『大名列伝』人物往来社。
- ^ 『日本戦史 九州役』参謀本部編、1910年
追討
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京都守護職松平容保は紀州藩、津藩、彦根藩、郡山藩などに天誅組討伐を命じ、9月1日、朝廷からも天誅組追討を督励する触書が下されるが、実体不明の天誅組を恐れた諸藩の動きは鈍く、他藩の様子を見ながらゆっくりと進軍する状況であった。8月29日には紀州藩兵約1500人が五條に入ったものの、周辺に天誅組が出没しているとの噂を聞いてすぐに退却している。戦意に乏しい追討軍の状況を見て取った那須信吾らは、8月30日夜、五條付近に残っていた紀州藩の陣地に夜襲を掛けて紀州藩兵を駆逐し、陣地に放火して武具や食料等の戦利品を奪って引き上げた。 忠光率いる本隊は新宮に向けて退却を始めたが、熊野川の港は既に紀伊新宮藩水野家の兵によって固められているという情報を得て、海路脱出する案を断念し、9月6日、忠光は天の辻の本陣へ帰って吉村らに再度合流した。吉村らの別働隊は天の辻を根拠として周辺でゲリラ戦を展開し、数では勝るが戦意に乏しい追討軍相手に善戦していた。合流後、軍議が開かれ、一戦の後に包囲を破って堺方面へ脱出することとなり、池内蔵太らが高取敗戦後に離散した十津川郷士の協力を求めて使者に立つが、前回のような大きな協力は得られなかった。 諸藩の藩兵が動き出し、6日、紀州藩兵が富貴村に到着、天誅組は民家に火を放って撹乱した。7日、天誅組先鋒が大日川に進軍したところ、津藩兵約600人と遭遇、交戦してこれを五條へ退ける。その日のうちに天誅組は白銀岳に本陣を移し、防御体制を築いた。 8日、幕府軍は総攻撃を10日と定めて攻囲軍諸藩に命じた。総兵力1万4,000人に及ぶ諸藩兵は各方面から進軍、樺の木峠や広橋峠などで戦闘が繰り広げられ天誅組は善戦するものの、主将である忠光の命令が混乱して一貫せず、兵達は右往左往を余儀なくされた。9日には白銀岳の本陣に彦根藩兵が迫ったが撃退に成功する。同日夜、彦根藩の拠点となっていた下市を夜襲することになり、橋本若狭らの一隊が下市の町を襲って放火した。不意を突かれた彦根藩兵は大混乱に陥り、夜襲は成功、橋本隊は武器などを奪って引き上げた。この焼き討ちで下市の民家約300件が焼失、住民は逃亡した。下市夜襲に成功した橋本隊は援護部隊の水郡隊と合流して白銀岳本陣に戻るが、本隊は大日川村方面に援軍に出動して陣にはおらず、何の連絡もなく取り残された形となった水郡らは憤慨したが、その後本隊に合流した。大日川の陣地は津藩の攻撃を受けていたが、下市夜襲で彦根藩が損害を受けたため、総攻撃は延期されることになり津藩は一時退却した。忠光の本隊は再度、十津川方面へ退去することを決め、11日朝、天の辻へ退却した。しかし、水郡ら河内勢にはそれは知らされず、再三に渡って置き去りにされ、献策も受け入れられないなどの冷遇を受けた水郡は天誅組からの離脱を決意。忠光らの待つ本陣に戻る事なく、高野山から河内方面へと撤退していった。こうして忠光が統率力を失いつつある事は一目瞭然で、水郡ら河内勢以外にも脱走する者が相次ぎ、天誅組の士気は低下する。 14日、紀州・津の藩兵が天の辻に迫り、抗戦が難しいと判断した天誅組は本陣としていた庄屋に火を放って放棄すると、十津川郷へ退却を決定する。忠光ら本隊が先行し、吉村らの後続隊も津藩が迫ると退却した。
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「追討」の例文・使い方・用例・文例
品詞の分類
名詞およびサ変動詞(統治) | 討ち入り 討入り 闇討ち 追討 倒幕 |
名詞およびサ変動詞(攻撃) | 来襲 急襲 追討 破壊 打ち打擲 |
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