足場用鉄パイプ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 22:40 UTC 版)
建築現場などの高所作業用の足場や仮設工作物を組む際に使うパイプをいう。腐食を防ぐために、材質は鉄に亜鉛によるメッキが施されているものが中心であるが、ステンレス製のものなどもある。 鉄パイプの足場(単管足場)は、パイプ同士をクランプ(金具)で組み合わせることで容易に組み上げと解体が可能なため、規格化され大量生産が行われた。ホームセンターなどでも購入が可能な他、リース業者によるレンタルも行われるなど比較的容易に入手ができる。 また大規模なスポーツやコンサートの会場の客席に使われる事例もある。主なものは 市原臨海競技場(過去) ホンダ都田サッカー場 神戸ウイングスタジアム(2002 FIFAワールドカップ時) 川崎球場(2007年 - 2013年、2014年に鉄筋コンクリート席へ完全移行) クリネックススタジアム宮城(2013年9月 - シーズン終了まで、跡地には鉄筋コンクリート席を2014年8月までに設置<但し外野席については先行で2014年3月に設置>) ゴルフトーナメント会場 ただし、このような鉄パイプの足場が崩れる事故も起きているので、その扱いには十分注意しなければならない。無論、足場からの落下にも注意が必要である。
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