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起源と信心の歴史とは? わかりやすく解説

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起源と信心の歴史

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/05 03:58 UTC 版)

茶色のスカプラリオ」の記事における「起源と信心の歴史」の解説

スカプラリオ実際に衣服一部として着用され起源は、実際に労働する時の前かけ一種としてであり、頻繁に修道士着用されいたものであった大きな布切れ2枚小さな小切れ使って肩越しに前と後ろにつながる形となる。それはいくつかの修道会修道服に組み込まれていった。その修道会中にはカルメル山聖母修道士カルメル会入っていた。当初カルメル会隠修士hermit)が、カルメル山聖地12世紀まで暮らしていた時は、彼らが腰紐付いたチュニックストライプマントといった巡礼者特有の格好をしていた。カルメル会13世紀中旬ヨーロッパへ移動し、そして托鉢修道会修道士となったその時彼らは茶色腰ひも使ったチュニック茶色いスカプラリオカプチン(capuche)と呼ばれる頭巾取り入れた新し修道服、白いマント採用した伝統的な説明によると、聖母マリアケンブリッジCambridge)の聖サイモン・ストック(Simon Stock)のもとに現れた。彼は13世紀中頃カルメル会総会長である初期この伝説は、14世紀後半からのものであり、次のように記録されている。「聖サイモンイギリス人であり、偉大な聖人敬虔な信仰有し、そして彼はいつも自分祈りの中で、聖母彼の修道会対しいくつかの願い事をしていた。すると聖母彼のもとに現れ彼にスカプラリオ手渡してこう言った。「これをあなたに授けます。これはあなたたちへの恵みです。これを身に付けて死ぬものは救われるでしょう。」 中世期になると、修道服は修道会会員に取って非常に重要な位置占めるアイデンティであった修道服を脱ぐと言うことは修道会を去ることを意味していた。 1369年カルメル会会則では、スカプラリオ着用せずにミサ司式すると、カルメル会自動的に破門となる、と明記している。1324年から1394年カルメル会会則スカプラリオ着用せずに就寝することは、深刻な違反であると見做していた。 「スカプラリオ信心起源は、中世において、修道者ではない一般信仰者からカルメル会その霊性に深く関係したいという願い見られことによる。」と言う意見もある。一般信者で、フラタニティ信徒会、カルメル会第三会(en)に属す人々にとって、そこに所属する現れとなるものを身に纏うことは慣例的なものであった。特に修道服の一部関連したもので、腰紐外套スカプラリオなどである。カルメル会信徒会では托鉢修道士着用していた白い外套を見に纏っていた。修道そのものまで着用していた時期もある。 一般的になじみが深い形である小さな茶色のスカプラリオと、聖母がそれを着衣する者への救済約束は、カルメル会総会長だったジョバンニ・ダッティスタ・ロッシ(Giovanni Battista Rossi)によって、一般信徒の中で広まり昇格し始めたカルメル会スカプラリオヨーロッパ広く広まったのは、16世紀終わりと言われている。1600年カルメル会修道士イジディオ・リオディリカト・ダ・シャカ (Egidio Leoindelicato da Sciacca) は、「ガルディーノ カメリタノ」(Giardino Carmelitano)を著したが、これには、修道士への祝福方法、完全な修道服を受け取った一般信者在俗カルメル会用のスカプラリオ祝福方法記載されている。これは、初期一般信者向けのスカプラリオ祝福方法である。修道女用のスカプラリオへの言及は何も含まれておらず、一方修道士については、スカプラリオについて特別の祝福方法があることもまた注目すべき点である。

※この「起源と信心の歴史」の解説は、「茶色のスカプラリオ」の解説の一部です。
「起源と信心の歴史」を含む「茶色のスカプラリオ」の記事については、「茶色のスカプラリオ」の概要を参照ください。

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