角川書店時代とは何? わかりやすく解説 Weblio辞書

角川書店時代とは? わかりやすく解説

角川書店時代

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/23 14:20 UTC 版)

角川春樹」の記事における「角川書店時代」の解説

1965年角川書店入社1967年俳優や声優が朗読する音声収録したソノシート付きの『カラー世界詩集』を企画し刊行1970年から映画ある愛の詩』『いちご白書』の原作本始めとして、洋画原作ノベライゼーション次々と刊行フレデリック・フォーサイス日本紹介した社長である父・源義の存命中は、信賞必罰を貫く父の方針のもと、社内での立場もかなり浮き沈みがあったというが、父の反対押し切って出版踏み切ったある愛の詩』の成功後継者地位の確立繋がっていく。 さらに当時は既に過去作家となっていた横溝正史ブーム1971年から仕掛けた。さらに1976年に『犬神家の一族』から映画製作乗り出すと、テレビCM中心とした大量宣伝一部有識者閉口させ、例え白井佳夫映画評論家)は「角川映画予告編本編上回ったとがない」と断言している。しかし、その大量宣伝乗せられ観客映画館押し寄せたおかげで、『犬神家の一族」も『人間の証明』も大当たりして、1970年代後半から1980年代にかけて、角川映画莫大な利益をあげた。また、日本推理作家SF作家作品多く角川文庫から刊行した映画と書籍同時に売り出す方法は「角川商法」「メディアミックス」と呼ばれマス・メディア持ち上げた1979年の『悪魔が来りて笛を吹く』『白昼の死角』、1981年の『魔界転生』は、角川映画ではなく純然たる東映映画角川春樹事務所企画協力)であるが、手腕見込んだ岡田茂東映社長角川個人プロデューサーとして迎え入れた作品である。1981年の映画誌のインタビュー岡田は、「角川春樹氏は映画プロデューサーでなくイベント屋だ」と評している。 1975年古代船野性号」を建造し対馬海峡西水道横断。この航海模様書籍『わが心のヤマタイ国 古代船野生号の鎮魂歌』にまとめられている。作家高橋三千綱豊田有恒同行した1977年にはカヌー野性II」を作り、「南島民の日本列島への飛来」を再現するため、ルソン島から鹿児島までの航海行った。この航海模様は、ドキュメンタリー映画野性号の航海 翔べ 怪鳥モアのように』(1978年)に残された。 日本映画界に定着する一方で、製作から10年目迎えた1980年代後半以降角川映画勢い失速していった。それには、民放フジテレビ映画界本格参入して角川映画お株を奪う大量スポットや局を挙げてメディアミックス戦略仕掛けたこと、また、内部的に1985年薬師丸ひろ子角川春樹事務所から独立、翌1986年には同事務所自体芸能部門から撤退して所属する原田知世原田貴和子渡辺典子独立したことなど の影響があった。さらに、@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}経営路線相違かねてから対立していた実弟角川歴彦との確執表面化しテレビ番組等での「奇行失言」も一部問題化したことなどを端緒に、次第内外での影響力低下1992年社長権限で歴彦を角川書店から追放(職を剥奪し解雇)した事が決定打となり、歴彦が取り仕切っていた角川メディアオフィスの従業員のほとんどが、歴彦に続く形で退社するなどの一斉反発招き角川書店致命的な大打撃を負う事となった。[要出典]

※この「角川書店時代」の解説は、「角川春樹」の解説の一部です。
「角川書店時代」を含む「角川春樹」の記事については、「角川春樹」の概要を参照ください。


角川書店時代

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 14:30 UTC 版)

見城徹」の記事における「角川書店時代」の解説

つかこうへい蒲田行進曲』、有明夏夫大浪花諸人往来』、村松友視時代屋の女房』、山田詠美ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー』、景山民夫『遠い海から来たCOO』5つ直木賞作品担当し森村誠一人間の証明』、五木寛之燃える秋』、村上龍トパーズ等々ベストセラーを手がけた。このカドカワ時代に、坂本龍一松任谷由実尾崎豊など、芸能人ミュージシャンとの親交培った

※この「角川書店時代」の解説は、「見城徹」の解説の一部です。
「角川書店時代」を含む「見城徹」の記事については、「見城徹」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「角川書店時代」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「角川書店時代」の関連用語

角川書店時代のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



角川書店時代のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの角川春樹 (改訂履歴)、見城徹 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS