衛正斥邪
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/06 06:39 UTC 版)
衛正斥邪(えいせいせきじゃ、朝鮮語: 위정척사〈ウィジョンチョクサ〉)は、李朝時代の朝鮮で、「邪教」「邪説」を排斥して国家の「正学」である朱子学を墨守しようとする考え[1]。対外的には攘夷思想であると同時に、国内的には一種の純化思想であり、現実の論理よりも理念的価値を優先して絶対王制による搾取のための硬直的な身分制正当化としても機能していた[1]。それは西洋近代文明を拒否し、商人や企業を見下す考え方や儒教とくに朱子学、華夷秩序を守ろうとする李氏朝鮮の国際的な合意事項よりも国内の論理を優先した反欧州・親中論の動きとして現れている。朝鮮日報によると現代の韓国左派の反米・親中の民族主義思想の源流とされている[2]。
注釈
出典
衛正斥邪と同じ種類の言葉
- 衛正斥邪のページへのリンク